「華麗なるギャツビー」☆華麗なるストーカー

こうでなくちゃ、ディカプリオ!
肩肘を張らず、彼の良さが最大限に生かされた作品に、ようやく巡り合えたのでは?
謎めいたイケメン大富豪が、実にしっくりくるゴージャスな作品は、豪華であればあるほど物哀しく・・・・



マスコミ試写で鑑賞。

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「華麗なるギャツビー」公式HP(6月14日公開)


<ストーリー>

1920年のNYロングアイランド。
対岸の屋敷の灯をいつも眺めている豪邸の主ジェイ・ギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)が主催する豪華絢爛なパーティーが夜毎繰り広げられていた。
隣人の青年ニック(トビー・マグワイア)は、対岸に住むいとこの豪邸に度々招かれ、富豪の生活を垣間見ていたが、ギャツビーの華やかさはそれ以上だった。
ギャツビーと親しくなるうちに、彼はニックにだけその過去を打ち明けるのだが、彼が何かを隠しているとニックは直感し・・・・



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ニック(トビー・マグワイア)のいとこのトム(ジョエル・エドガートン)は豪邸に住み、美しい妻デイジー(キャリー・マラガン)と華々しい生活を送っていた

プロゴルファーで自立している友人のジョーダン・ベイカー(エリザベス・デビッキ)のすらりとした体がまた、20年代の衣装にぴったり!


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第1次大戦後のバブルはこんなにも華やかだったとは・・・・20年代のファッションや生活がとにかくゴージャスで素晴らしい♪

ヒラヒラトたなびく薄布のカーテンや、派手に飛び散るシャンパンのしぶき、ゴージャスな衣装に揺れる宝石類は、3Dで見事に生かされてはいるけれど、浮き上がって見える字幕を読むのに忙しくて、その3Dを楽しむ余裕は全くないよ?
もしせっかくのきらびやかな衣装やシャンデリアを楽しみたいなら吹き替えが必須。


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NYの摩天楼に続く道の途中に石炭工場とガソリンスタンドがある

きらびやかな生活と対極にある石炭工場。
ギャツビーお気に入りの黄色い車は、1974年にロバートレッドフォード主演の映画「華麗なるギャツビー」にも登場。
そちらは見てないので判らないけど、3Dで街中を好き放題に車でぶっ飛ばすシーンは合成感がありすぎてちょっとねぇ・・・・

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いとこのトムの愛人は、このガソリンスタンドの主人ジョージ・ウィルソン(ジェイソン・クラーク)の妻マートル(アイラ・フィッシャー)だ


デイジーのような美しい妻がいるのに、まるで娼婦のような下品な女を愛人にしている。
浮気現場に連れて行かれて、女遊びの片棒を担がされる気弱な青年が、トビー・マグワイアにぴったり(笑)


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トムにひっぱりまわされ、ギャツビーに連れまわされるニック、お人よしとはこのこと?

それにしてもギャツビーは何か怪しげ・・・・
毎夜豪華絢爛なパーティーをするくらいだから、確かにその資金源は?と思うけど、裏の世界に繋がっているのは、ほかの富豪たちも同じ。


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ギャツビー邸のパーティーでついに


夢をかなえつつあるギャツビー。
果たして彼が追い求めていたのは、デイジーだったのか、デイジーのその『言葉』だったのか・・・?


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ときめいて緊張する姿が最高にキュートなディカプリオ

イケメンでブレークした事実から逃れようと、太ってみたり眉根にしわを寄せたり、シワシワ老人をやったり・・・・と足掻いてもがいたけど、やっと乗り越えたのでは?

極上の笑顔、慈愛に満ちた眼差し、不安に駈られる寂しげな目~~~~からの、本性むき出しの醜い姿が見事。
イケメンを乗り越えてイケメンに戻ってくる、それでいいんだよーー


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ギャツビーが求めていたもの、デイジーが求めているもの


ここまで控えめでここまで謙虚なストーカーがあったものなの?
前半が豪華であればあるほど、ラストの物悲しさがいっそう引き立つ。

この華々しい20年代のあと大恐慌が起きるわけだけど、その構図は今のリーマンショックやバブル後の日本やアメリカと同じ。
ギャツビーの栄枯盛衰とどこか重なるような気がした。







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