「グリーン・ホーネット」カトーなのに
相棒はカトーなのに、「ケイトゥー」だし
日本人なのに上海生まれで、ストリートチルドレンだし
御曹司なのにダメダメだし
ヒーローなのに悪者だし
弱っちかったのに、いきなり強くなるし・・・・・
そんな今までのヒーローものとは一味違ったダメダメ感が、非現実的な展開と超現実的な設定のバランスをうまく保っているようないないような~
「グリーン・ホーネット」公式サイト
往年の大ヒットテレビドラマの映画化っていう、古ぼけた衣装や小道具にぞくぞくしちゃって、楽しみが大きかった分、意外に評判はあまり良くなかったこの映画。
期待値を低めに設定して鑑賞したのは正解だったかも。
<ストーリー>
父ジェームズ・リード(トム・ウィルキンソン)が蜂に刺されたことが元でこの世を去り、突然新聞社の社長になった放蕩息子のブリット・リード(セス・ローゲン)に、完璧な仕事ぶりを見せる父の運転手だったカトー(ジェイ・チョウ)は、ジェームズが他人には見せない、もう一つの顔を持っていたことを告げる。
正義に目覚めたブリットとカトーは、ロスの街の悪党を一掃する決意を固め、ハイテク武器を次々発明し、自分たちを「グリーン・ホーネット」と呼んで、夜の街へ出かけていくのだが・・・・
あまりプレーボーイには見えないけど、セレブが美男子で全員堂々としているとは限らないので、彼のキャラは結構好き☆
セレブや芸能人のお子様に限って、ちょっと虐められたり、カモにされたりするのを知っているだけに、彼のキャラクター設定は納得。
ハチャメチャ騒いでいるのに、なんとなく憎めないのは、厳格な父に育てられて『自らに自信が無い』ところに起因するのは、気の毒な事でもあり、現実味があっていい。
今回は抑え気味の演技?
「イングロリアスバスターズ」で絶大な存在感を示したクリストフ・ヴァルツが、暗黒街の王チェドノフスキーを演じているが、人々を震え上がらせるほどの存在感は、わざとなのか、そうでないのか、今回はそれほど感じない。
平気で部下や敵を撃ち殺す冷徹さと、自分も「マスクと赤いスーツでキメて、名前も替える。」ととぼけた事を言い出したりするアンバランスさを絶妙に演出しているのはわかるけど、ロスを牛耳るほどの凄みがないのは、どうなんだろう?
冒頭に出てくる若手マフィアのボスのジェームズ・フランコをはじめ、ワルそうな人は実は手下にも見当たらない。
「ザ・タウン」のほうが、よっぽどみんなワル顔だったな~
町中アチコチ壊して回る、最強兵器ブラック・ビューティー
名前も形も一昔前がイケテル、子どもの頃に誰もが夢中になったコミックやアニメをそのまま再現した車。
「タイムボカーン」っぽいのはいいけど、パトカーにぶつけたりしていたら、本当に悪者なのでは?
結果的にワルのふりをして、ワルに近づこうという計画になってしまったあたり、『苦肉の策』であったのをもうちょっとタメて見せないと、最初から『ワルの振りして実はヒーロー』へ変更したくだりが解りにくくなっている。
そのあたりは反対に子どもにとってはどうでもいいのかな。
贅沢な秘書 レノア(キャメロン・ディアス)は、光りすぎ
確かにレノアが有能な美人秘書であるのは明らかなんだけど、じゃあなぜ人材派遣だったの!?
秘書業務なのにいきなり幹部の会議に出席しているほどの有能さが、キャメロン・ディアスなら許せる設定なんだけど、派遣されてくるには違和感ありあり。
そういう意味からも、人が出すオーラってあるんだなと、別の意味で感心しちゃった。
だけどオーラ出過ぎて、主役のブリットとカトーでさえ、より小物に見えてきちゃう。
ラストはいきなり強くなって・・・・
子供向け映画と思いきや、ラストはあのような始末の仕方でいいのかどうか?
子供向けを意識しているなら、ワルは殺っつけて終わりというような、昔のままのハッピーエンドにせずに、もう少し考えてほしいところである。
寿司型メモリースティックが使えない設定にしたのは、奇をてらったのかもしれないけど、ここはあえてその方法で悪をやっつけてほしかった。
ジェイ・チョウは年齢なのか得意のパスケをあまりやっていないのか、すっかりフォルムが丸くなってしまって、童顔なのに、もしやおじさんになった?と、ここもアンバランス。
様々にアンバランスは、この作品の強みでもあり弱みでもある。
私は嫌いじゃなかったけどね☆
日本人なのに上海生まれで、ストリートチルドレンだし
御曹司なのにダメダメだし
ヒーローなのに悪者だし
弱っちかったのに、いきなり強くなるし・・・・・
そんな今までのヒーローものとは一味違ったダメダメ感が、非現実的な展開と超現実的な設定のバランスをうまく保っているようないないような~
「グリーン・ホーネット」公式サイト
往年の大ヒットテレビドラマの映画化っていう、古ぼけた衣装や小道具にぞくぞくしちゃって、楽しみが大きかった分、意外に評判はあまり良くなかったこの映画。
期待値を低めに設定して鑑賞したのは正解だったかも。
<ストーリー>
父ジェームズ・リード(トム・ウィルキンソン)が蜂に刺されたことが元でこの世を去り、突然新聞社の社長になった放蕩息子のブリット・リード(セス・ローゲン)に、完璧な仕事ぶりを見せる父の運転手だったカトー(ジェイ・チョウ)は、ジェームズが他人には見せない、もう一つの顔を持っていたことを告げる。
正義に目覚めたブリットとカトーは、ロスの街の悪党を一掃する決意を固め、ハイテク武器を次々発明し、自分たちを「グリーン・ホーネット」と呼んで、夜の街へ出かけていくのだが・・・・
あまりプレーボーイには見えないけど、セレブが美男子で全員堂々としているとは限らないので、彼のキャラは結構好き☆
セレブや芸能人のお子様に限って、ちょっと虐められたり、カモにされたりするのを知っているだけに、彼のキャラクター設定は納得。
ハチャメチャ騒いでいるのに、なんとなく憎めないのは、厳格な父に育てられて『自らに自信が無い』ところに起因するのは、気の毒な事でもあり、現実味があっていい。
今回は抑え気味の演技?
「イングロリアスバスターズ」で絶大な存在感を示したクリストフ・ヴァルツが、暗黒街の王チェドノフスキーを演じているが、人々を震え上がらせるほどの存在感は、わざとなのか、そうでないのか、今回はそれほど感じない。
平気で部下や敵を撃ち殺す冷徹さと、自分も「マスクと赤いスーツでキメて、名前も替える。」ととぼけた事を言い出したりするアンバランスさを絶妙に演出しているのはわかるけど、ロスを牛耳るほどの凄みがないのは、どうなんだろう?
冒頭に出てくる若手マフィアのボスのジェームズ・フランコをはじめ、ワルそうな人は実は手下にも見当たらない。
「ザ・タウン」のほうが、よっぽどみんなワル顔だったな~
町中アチコチ壊して回る、最強兵器ブラック・ビューティー
名前も形も一昔前がイケテル、子どもの頃に誰もが夢中になったコミックやアニメをそのまま再現した車。
「タイムボカーン」っぽいのはいいけど、パトカーにぶつけたりしていたら、本当に悪者なのでは?
結果的にワルのふりをして、ワルに近づこうという計画になってしまったあたり、『苦肉の策』であったのをもうちょっとタメて見せないと、最初から『ワルの振りして実はヒーロー』へ変更したくだりが解りにくくなっている。
そのあたりは反対に子どもにとってはどうでもいいのかな。
贅沢な秘書 レノア(キャメロン・ディアス)は、光りすぎ
確かにレノアが有能な美人秘書であるのは明らかなんだけど、じゃあなぜ人材派遣だったの!?
秘書業務なのにいきなり幹部の会議に出席しているほどの有能さが、キャメロン・ディアスなら許せる設定なんだけど、派遣されてくるには違和感ありあり。
そういう意味からも、人が出すオーラってあるんだなと、別の意味で感心しちゃった。
だけどオーラ出過ぎて、主役のブリットとカトーでさえ、より小物に見えてきちゃう。
ラストはいきなり強くなって・・・・
子供向け映画と思いきや、ラストはあのような始末の仕方でいいのかどうか?
子供向けを意識しているなら、ワルは殺っつけて終わりというような、昔のままのハッピーエンドにせずに、もう少し考えてほしいところである。
寿司型メモリースティックが使えない設定にしたのは、奇をてらったのかもしれないけど、ここはあえてその方法で悪をやっつけてほしかった。
ジェイ・チョウは年齢なのか得意のパスケをあまりやっていないのか、すっかりフォルムが丸くなってしまって、童顔なのに、もしやおじさんになった?と、ここもアンバランス。
様々にアンバランスは、この作品の強みでもあり弱みでもある。
私は嫌いじゃなかったけどね☆
この記事へのコメント
この映画、3Dだったから結局映画館に見に行かなかった・・・見たかったんだけどね。
DVDが出たら見るつもり♪
見たらまた来るね~^^
DVDで丁度いいと思うよ。
3Dはある意味、弊害だよね。2Dだったら観るのに~とか、今度そういう風になっていくのかな。
しょぼい役でした。
あれっ?ジェームズ・フランコだよね、と思って、
エンド・クレジットを見てましたが、出てなかったので、
見間違い(そっくりさん)かと思いました。
ノンクレジットだったようです。
これ観たのね。;)
日本ではまったくヒットしなかったよ(笑)
エドワードファーロング気付いた??
ジェームズはちょこっとだけどなかなか良かったな
主演のセスはKLYさん初め、皆に不評だけど(笑)アメリカでは人気なんだよねー、わたしは好きヨ。
今からご飯です☆
いぇーっすジェイ・チョウだし
パパは蜂に刺されて
既にそこから「来たな
カトーは天才的発明家???え???
かとーとは聞こえないぜ
カトーなのに上海出身
この作品で
ジェイ・チョウのアクション
良かったな~~~
ほんと「単純明快げははは
そこがまたツボに来たよ
スケッチブックに
ブルース・リーのイラスト
護身用にガス・ガンがイイ
欲しい~
あの車輪・・・
「ベン・ハー出せ!!」
カメオ出演だと、クレジットにも名前でないのでしょうか~
私もあとで見て、何処にも書いてないので、あれあれ?って思っちゃいました。
そう言えば、聞いていたのに全くノーチェックだった私。
あの美しい少年だったターミネーター2の栄光のエドワードファーロング?あの今やでぶっちょのおっさんになっちゃった?
えーと、えーと、何処に出てたのかな。
もしかしてラボのトップでチェドノフスキーのずどん!とやられちゃう人??
確かに改造車が、途中「ベン・ハー」の車になっていたね(爆)
深く考えないと単純明快爽快アクションなので、たのしーね。
私もカプチーノ入れてもらいたい♪
今昔のリーの作品を観てもガンガン引き込まれるぐらいですから^^;
ブルース・リーはとにかく永遠のスターですものね。
ちょっと比べたらかわいそうなくらい。
ジェイ・チョウはちょっとマスクが甘すぎて(マスクかけてないマスクね)それなりにこの映画では丁度いいんだけど、カリスマ性はないなぁ~
あたしも元バスケ部ですw
って別に関係ないのですがw
ん~セスがヒーローってそれだけで
結構笑えてしまいましたw
甘いですねw
今晩は☆彡
主演のお2人、まったく知りませんでした。
確かに華がないですよね、キャメロンの存在で一段と
目立たない、、、。なるほどそうかもしれませんね。
かなり好き、嫌いが分かれた作品ですが、まだ~むさん
のように観方を少し変えれば、それなりに楽しめたかもしれないですね。う~ん今後はもう少しそんな感じで臨もうと!セスよりジェイの方が年上だと知り、これまた驚きでした(笑)
ジェイ・チョウは以前、「カンフーダンク」で見事なバスケを披露したことあるんですよ☆
「王妃の紋章」では落ち着いた渋い役をやってたんだけど、今回は反対に若く子どもっぽく見えちゃった。
やっぱりアジア人は比べると若くみえるね・・・
miyuさん、セス好きなのね!
私もB級テイストは大好き!その点は面白かったよ。
B級として楽しむ分には、十分面白かったと思います~
でも、無理してキャメロン・ディアスを使ったために、かえってバランスが悪くなっちゃったような?
彼女のオーラはすばらしくて、確かに有能な秘書なんだけど・・・
ジェイくんのほうが年上なのね!アジア人は若く見えますね~
あまり評判良くなかったみたいですけど、私は楽しめちゃいました。
B級好きはイケル?(笑)
えっと、最近TBの不調が続いてたのもあって思い切ってブログを引っ越ししてしまいました~。
いままでどおりお付き合いくださいませね。
「新・映画鑑賞★日記・・・」
http://blog.goo.ne.jp/yukarin_51
B級は私も好き!どうせなら、B級に徹してくれたら良かったのに~
新しいブログ可愛いね☆さっそくリンクを貼りなおしてみたんだけど、上手くいかないの~
お気に入りブログのところからいけなくなっている人続出で、困っちゃった・・・(汗)
ぼくはなぜか昔から
グウィネス・パルトロウとキャメロン・ディアスとを
並べて観てしまうことが多く、
今回もご多分にもれずでした。
『アイアンマン』と『グリーン・ホーネット』。
しっくりいっていたのは前者ですね。
ご指摘のとおり、
キャメロンは、主人公ふたりより、格が一段上。
なんか、ふたりが小さく見えてしまいました。
女の子なので(今はおばさんですが)憧れの車とかあまりなかったですね~
かつてベンツのオープンカーでダッシュボードがウッドタイプの車に乗せてもらったことがあり、現実的に憧れの車はそれでいいかなと。
車よりバイクが好きで、パパンが乗っていた750ccも夏は暑いし冬は寒いのが解ったし、メットを脱ぐと化粧がはげいるしで・・・
あ、夢がない~(笑)
格の違いが明らか過ぎて、お互いにかわいそうでした。
それがなかったら、案外バランスよく面白かったのかもしれないですね。
コメディ映画としては楽しめたんですが、ヒーロー映画としてはなかなか受け入れられないんですよね。ふざけすぎというか。同じように勝手にヒーローやってる『キックアス』は大好きなんですが、こちらは金や力が備わっている分「真面目にヒーローやれよ」と強く思ってしまうんですよね。
私もどうもヒーローとして?な部分があったのが、えめきんさんの一言で納得です。
金持ちの道楽にしか見えないってことですねぇ~
悪のフリしてヒーローの発想はいいとしても、街のあちこちぶっ壊して、どーこがヒーローじゃ!って思っちゃいます。
実はそこまで期待してなかっただけに、面白かったです。こういういかにもB級テイスト満載なの大好きですね。
あと、カトーのアクションシーンは良かったですね。
カトーが一人でアクションして、悪者全部倒すのだから凄いですよね!
私もB級テイスト大好き!
期待しないと充分面白かったわ☆