「13歳の夏に僕は生まれた」大人の階段

9年9月29日(三重九(苦)?)生まれの息子は、ついこの前13歳になったところ。
ちょうどmigちゃんが日本から来てくれた次の日で、しかも中間試験前の塾があって、バタバタしたので、なんとなくケーキもスルーでごめんよ。
そんなボクちゃんも最近、反抗期きてるな~と思いながら、題名に惹かれて、見てみたら・・・・・



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「13歳の夏にぼくは生まれた」(2005年)


正式に言うと、『13歳の夏にぼくは生まれ変わった』と言うべきなんだろう。

幸せな家庭で、何不自由なく暮らしていた少年が、初めて目の当たりにした現実の厳しさを体験することによって、大人への階段を1つ昇っていくヒューマンドラマだ。



<ストーリー>

北イタリアで工場を経営する裕福な家庭に育ったサンドロ(マッテオ・ガドラ)は、ちょっと反抗期にも入ってきている普通の13歳。

夏休みにパパ(アレッシオ・ボーニ)と地中海クルーズにでかけたが、真夜中の海に転落してしまう。
不法移民を乗せた船に乗っていたルーマニア人のラドゥ(ヴラドゥ・アレクサンドル・トーマ)に助けられたサンドロは、彼の妹のアリーナ(エスター・ハザン)と共に、水も食料も足りない船で必死に生き延びようとする。

海上巡視船に発見された様々な国の乗船者たちは、移民センターに連れて行かれ、サンドロは無事両親の元へ帰る。
二人を助けて欲しいと懇願するサンドロに戸惑いながらも、里親として引き受ける決心をした両親だったが、未成年と偽ったラドゥは強制送還を命じられる。
施設を抜け出し、サンドロの元へ走った兄妹は、その晩、宝石類を盗み出して姿を消してしまい・・・・





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サンドロは工場のみんなからも、いつも大事にされていた
13歳といえば、ぐんぐん背も伸び始め、すっかりお兄ちゃんになってきたなぁーと、自分の息子を見て思うけど、端から見ると、まだまだこんなに子供っぽいんだなぁ・・・・




たまたまサンドロはプールつきの家に住むお坊ちゃまだけど、ここまで裕福でなくとも、充分に話は成立する。
これは誰の身におきても、衝撃的だし、生死にかかわることまでは希望しなくとも、ある程度は、『体験すべき』ことなのである。




今まで胡散臭い目でしか見ていなかった不法入国者や、移民たち。
こと、移民の概念の無いぬるま湯日本において、なぜ彼らが国を追われたか、なぜ自国では食べていけないのか、サンドロの目を通して私たちもしっかりと見つめなければならないのではないだろうか。

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密航船には難民たちがひしめき合って・・・・





命の恩人というだけでなく、絶大な信頼をよせいてたラドゥに裏切られたサンドロが、ラドゥにつけてもらった約束のミサンガをぶっち切るシーンは、胸を締め付ける。
しかし、そんなアリーナに、サンドロは遠くミラノまで会いに行くのだ。



ラストは、これぞイタリアン・リアリズム。
ホームレスたちの住む廃屋ビルで、沢山の派手な衣装、ケバケバしい化粧をした14歳のアリーナに再会したサンドロは、そこで彼らがどうやって食べて生きているかを悟るのだ。
そして、静かに泣き続ける・・・・・



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信じていたラドゥに裏切られ、悩む日々を送る    二人は本当に兄妹だったのか・・・・?





助けることもできない、無力なサンドロが、最後にアリーナにパニーニを「これは君に買ったんだよ」と言って、手渡してあげるラストシーンは、今思い出しても涙があふれるのだった。
遠距離バスがどんどん行き過ぎる夜の道端が、より一層サンドロの無力さと無念さを象徴していた。



久しぶりにイタリア映画らしい映画を見たような気がする。



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この記事へのコメント

ねこのひげ
2010年10月08日 08:09
また一番乗りかな?
朝のこの時間帯しか空きがないものでして・・・・(^^ゞ

イタリア映画は、どこかいつも物悲しさがありますよね。
『道』『自転車泥棒』・・・・・ひとりの力ではどうすることもできない悲しさを描かせるとイタリア映画は卓越したものがあります。
2010年10月08日 08:14
おはよう^^

切なくなるような映画だねー^^;
13歳の頃のお兄ちゃん、たった2年前だけどどんだったかしら・・・部活していたのしか思い出せないわ^^;
レンタルやでチェックしてみるね!
先日紹介してくれた「16歳の合衆国」もケーブルテレビで放送があるので録画して観てみるつもりです^^
ノルウェーまだ~む
2010年10月08日 08:22
ねこのひげさん、一番乗りありがとうございます。
『自転車泥棒』はパパンの一押しでもあります。
私は若い頃は、パパンが好きなフランス映画やこういったイタリア映画の良さが、あまり分からなかったのですけど、自分もさすが枯れてきたのでしょうね(笑)これぞ映画!と、心から拍手を送りたい気分でした。
ノルウェーまだ~む
2010年10月08日 08:26
みすずちゃん、ありがとー
「16歳~」のほうは、やや内面的にも大人すぎて、やはり彼の世界観は、複雑な背景と共に安易に理解するのは難しいけど、こちらの「13歳~」は、すっと心に響いてくるので、お勧めよ。
是非、お子たちと見てね!
hino
2010年10月08日 09:05
良いっねー イタリア映画

一番好きなのは「イル ポスティーノ」です。感動したなあ

親など及ばぬところで、子供達はそれぞれの経験をしていくんだね。
せつなくも感動しそうなこちらの作品、観てみたいです。

りょうた君はケーキにありつけたかな。反抗期なんだ~。
うちの下の子は来月13歳だよ。

2010年10月08日 10:28
まだーむおはよう。
やっと書いたので、TBしたよ~
まずは観光地から☆

りょうたくん、そういえば文明堂カステラ食べてくれた?
お菓子もあれでよかったかな??
確かに反抗期の時期かぁ、、、、
何にもないのも将来怖いからね。あった方がいいんだよね。
お話まったくしなかったなぁ(笑)
テストはどうだったかなー

この映画、気にはなってたけど観てないの。
今英語休んでるから、この週末にどんどんup出来たらいいなー

感想を述べるのが非常に難しい作品
オープニングトム・ウェイツの「ル​ビ​ー​ズ​・​ア​ー​ム​ズ」でぐっと心を掴まれ
クライマックスエロス・ラマゾッティの曲の使い方が本当に巧み切なさが倍増
キム·ロッシ·スチュアート
みょーーーに素敵なのよねぇ
世知辛い多民族国家イタリア社会の現実
イタリアと不法移民を知らないと
現実として捕らえにくいかも・・・
移民法改正法案だっけ?!
そういう法案が議会で可決するイタリア
ラストシーンは
「この問題をどう考えますか?」
と問われているような・・・
ノルウェーまだ~む
2010年10月08日 16:43
hinoちゃん、おはよー☆
ケーキは先にお祝いでディナーを食べに行ったから、ホントはいいんだけど、当日正直忘れていたのだっ(汗)
hinoちゃんちのお嬢さんは反抗期とかなさそう。
でもこの映画は、ちょうどその年頃の子供を持っていたら、すごい感情移入しやすくて、胸に迫るものがあるよ。
オススメ!!
ノルウェーまだ~む
2010年10月08日 16:47
migちゃん、UPしたのね!
じゃあ、私も2日目以降の分、順にUpしていくね。
お誕生日にいただいたカステラは美味しくいただきましたっ!
当日はすっかり忘れていたから、せっかくのカステラその日にいただけばよかったと、あとで後悔したのYO
自分たちだけお腹いっぱいだったからさ~(笑)
テストは今日が最終日。
勉強あれからもがんばってました。
ノルウェーまだ~む
2010年10月08日 16:51
qちゃん、まさにそうだよね。
イタリアへ旅行したときも、ジプシーがたくさんいたけど、映画に出てきたように黒人や、他民族の難民がいるとは気が付かなかったなー
日本にも最近郊外には、不思議に外人の沢山いる町とかあるけど、一概に強制送還で済ませてしまってよいものか、考えさせられるよね。
2010年10月09日 00:40
ごきげんようよう。
これ、大好きな映画なので気に入っていただけて嬉しいですー。
息子さん、13歳ですかー、難しい時期でしょうねぇ。
でも、なんというか、日本の学校だと陰湿ないじめだのがありそうで心配はつきないけれど、異文化体験をしながら暮らす息子さんは、一回り大きく成長してくれそうで♪
あ、あとパパンが好きなフランス映画というくだりも気になりましたー。
パパンがパン。
ノルウェーまだ~む
2010年10月09日 02:41
かえるさん、気に入りましたよー
パパンがパンって・・・(笑)
映画もかえるさんの駄洒落も?
この映画、本当にいいですよね。
うちの息子には、なかなかできない体験をさせてやりたいと思っているにもかかわらず、出かけるのがイヤでイヤで・・・
もっと色々なことに興味を持ってもらいたいんだけどね。

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