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zoom RSS 「シェイプ・オブ・ウォーター」☆緑色はギレルモ色

<<   作成日時 : 2018/02/22 22:49   >>

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名作「パンズラビリンス」でも異彩を放っていたギレルモ監督の作品は、弱者に対する温かい眼差しと、異形の者に対する惜しみない愛が溢れ、切ないラストが忘れられないのが特徴だけれど、その異形愛が強すぎてちょっと引いてしまうのが正直なところ。
しかし今作はぐっと抑え目なビジュアルで、より共感しやすい物語になっていたyo


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「シェイプ・オブ・ウォーター」 公式サイト(3月1日公開)

<ストーリー>

劇場の最上階に住むイライザ(サリー・ホーキンス)は口はきけないが真面目で優しい女性だった。
いつものように冷戦下のアメリカ国家秘密研究所の清掃夫として出勤すると、同僚のゼルダ(オクタビア・スペンサー)と共に、謎の生物を研究している機密部門の清掃をまかされることになった。
生息していたアマゾンでは神として崇められていたという彼に、次第に心奪われ度々会いに行くようになるイライザ。
しかし彼を解剖するという話を聞いてしまった彼女は…


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なぜか深夜に稼働している冷戦下の謎の研究所は、怪しげな巨大な機械がまるで生き物のような造形が不気味で、ギレルモ作品の舞台にはピッタリ

口がきけないイライザの通訳としていつも寄り添っている相棒ゼルダに、オクタヴィア・スペンサー。さすがの演技力でアカデミー賞助演女優賞にもノミネートされてるね☆
唯一の親友であり理解者の彼女も、辛辣な差別を受けている。

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イライザの隣人ジャイルズ(リチャード・ジェンキンス)はどこかの会社をクビになり、再起をかけて絵を描いているけど採用されることは無い

ジャイルズも孤独だ。
社会的にも受け入れられることが無く、また、気に入った店員(男性)のいるカフェに足しげく通うけれど、好意を示した途端追い出される。

「孤独な者同士が傷をいたわり合い、寄り添って生きていく」というのがギレルモ監督作品の根幹をなしているわけだけれども、今作はそのテーマをより明確に判りやすく打ち出しているところがミソ。

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ストリックランド(マイケル・シャノン)は美にこだわりが強く、差別主義で冷徹、己のみが正しく強いと思っている、アメリカの象徴として登場

謎の生物に噛み切られた指が壊死してきたのが許せず、自分でもいでしまうところなど過激さもハンパない。

メキシコ出身の監督がいだくアメリカの『イケてる自信満々の男性』というのはこういうイメージなのかな?
ジャイルズが想いをよせるカフェの男性も、ちょっと似たタイプなんだけどそれほどイケメンに思えない(≧▽≦)

それにしてもキャスティングが絶妙!!主役のイライザの美人すぎないところもいいし、一人として今風のイケメンが出てこないのもギレルモらしい。

画像
彼(ダグ・ジョーンズ)を大切に想ったとしてもさすがに…と思ったら、ラストで納得!イライザの生い立ちと首の傷にヒントがあったのne

今回の異形の生物は半魚人?
彼の姿はダークグリーン、彼の住んでいたアマゾンの海を再現した(?)ドロドロの水も緑、
対して権力の象徴であるストリックランドの愛車は淡く綺麗な青緑、カフェで出てくるミントパイも鮮やかなグリーンだ。

様々な緑があるけれど、どれも緑。美と醜の境目は何で決まるのか?
ギレルモのテーマがより明確に示されたことで、今回のアカデミー賞での最多13部門がノミネートされたのなら確かに納得だwa


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コメント(26件)

内 容 ニックネーム/日時
ぴあの初日満足度は80点くらいじゃないかと思います(^^)/
20世紀フォックス映画は宣伝が下手なので心配。アカデミー賞にノミネートされていても客は来ません。工夫がなさすぎると思います。
まっつぁんこ
2018/02/23 10:05
まっつぁんこさん☆
確かにそうなんですよね〜
アカデミー賞にノミネートされていても、どんなに宣伝を打っても、明るく楽し気な映画でないと集客は見込めないのが現状ですね。
特にこのシーズンは春休み映画が中心となってきますし、地味目なヒロインでは打ち勝つのも難しいかな。
ノルウェーまだ〜む
2018/02/23 15:14
こんにちは。
私、昨年の東京国際映画祭でこれを観た時に、「間違いなく2018年でもベストに入る作品だ!」と思ったのですよ。
グロテスクだけれど美しく、偽悪的だけれどロマンに溢れ、そんな相反するものの共存が描かれているのが良かったと思いました。
水の中での愛の昇華が素敵でしたね〜。
ここなつ
URL
2018/03/01 17:21
ここなつさん☆
さすがです!アカデミー賞最多部門ノミネートも予測なさっていたのでは?
相反するものの共存。互いに心で繋がる「真実の愛」とも言えますね☆
表面的なものに捉われず、真実を見つめる目が必要だと感じました。
水の中で昇華していくシーンは素晴らしかったデス☆
ノルウェーまだ〜む
2018/03/01 23:55
ギレルモ・デル・トロ監督は「緑」の使い方が美味いですよね。
河P直美監督とは全く違った「緑」ですよね。
そんな監督が描くこの大人のラブストーリー。心にずっと残り続けるからこそ、この作品にこそ監督賞だけでなく、作品賞でもオスカー像を取っていただきたい!
にゃむばなな
URL
2018/03/02 01:51
シンプルでなんども読みたくなる絵本のように素敵な映画でしたね。

そうか、彼女も実は・・・。
うわ、見直したくなりました!
AKIRA
URL
2018/03/02 11:08
にゃむばななさん☆
オスカー行けるでしょうかね〜?ワクワク…
私は観てすぐの時は、それほどとは思わなかったのですが、ジワジワと良さが増していく映画でした。
『緑』にも色々な顔があるなぁ〜と感心しながら観ていましたよ☆
ノルウェーまだ〜む
2018/03/02 21:24
AKIRAさん☆
本当に素敵な絵本のおとぎ話のようでした。

ね?彼女はそうだと思いませんか?
だからこそ自然に惹かれあったのでしょうし、首の傷や口がきけない、あと自慰行為の時にいつもお風呂とか?思い当たる節が色々なのです〜☆
ノルウェーまだ〜む
2018/03/02 21:29
こちらにも...。
昨日見てきました。見る前ははたして私が気に入るかどうか不安があったのですが、とってもすてき〜な作品でした。
美術や音楽も印象的でした。
最後のまだ〜むさんの解釈に...なるほど!とうなりました。
セレンディピティ
URL
2018/03/09 08:29
セレンさん☆
素敵な作品でしたね〜
生々しいところも醜い姿もあけすけに描きながら、何故かロマンチックで美しい…彼にしか描けない世界観でもありますね。
最後の解釈?
緑の事でしょうか?それともイライザが人魚姫だったのでは?という点かしら?私、彼女が足を貰って陸に上がった人魚姫だったと思いながら観ていたのですyo☆
ノルウェーまだ〜む
2018/03/09 23:04
再び失礼します。
イライザが人魚姫という解釈になるほど〜でした。首の傷もそうですし、アンデルセンの人魚姫も脚の代わりに言葉を失ったのですものね。
全体的に緑がテーマカラーの作品でしたね☆
セレンディピティ
URL
2018/03/10 00:24
セレンさん☆
再びありがとうございます〜
冒頭でゆらゆらと水の中で寝ている夢も、彼女の出生を物語っていると感じたのです。
種族を超えた愛というのも一つのテーマですけど、私はどちらかというと同種であったからすぐに惹かれあったと言う方がストンと入り込みやすかったデス☆
ノルウェーまだ〜む
2018/03/10 13:04
「パンズ・ラビリンス」は戦争と絶対的な暴力の中で、物語の中でしか幸せになれなかった悲しい話ですが、今回は異形の愛の物語が世知辛い現実に勝利する幸せなお話でした。
いろんな意味で、デル・トロの現時点での集大成。
ディズニーの綺麗過ぎるファンタジーへのアンチテーゼとしても秀逸でした。


ノラネコ
2018/03/10 19:39
ノラネコさん☆
そうなのです。
美しければいいのか?美しくなければファンタジーじゃないのか?といったディズニーへのアンチテーゼからいっても、見事に成熟したファンタジーと言えますよね。
社会派映画としてもファンタジー映画としても両立しているところが凄いです☆
ノルウェーまだ〜む
2018/03/10 22:34
先日のアカデミー賞ではみごと4冠に輝きましたね。
こういった作品も認められることはうれしいです。
登場人物がイケメンもいないし美女もいないからよけいに作品に集中できるのかもしれません^^;
yukarin
URL
2018/03/12 16:20
yukarinさん☆
イケメンハンターのyukarinさんだから、一人としてイケメンが出てないので集中できるって!!(爆)
デルトロ監督の中での美の基準は特殊なので、監督としてはイケメンを多用しているつもりかも!?
作品賞ほか4冠凄いですよね〜拍手です!
ノルウェーまだ〜む
2018/03/12 18:08
言いたいことは解る気もしますが、それほど惹かれない映画でした。
ボー
URL
2018/03/13 09:33
ボーさん☆
あとから少しずつ良くなっていく感じの映画でもよね〜
確かにいきなりぐっとくるほどは惹かれないかも☆
ボーさん、絶世の美女がお好みですし〜♪

ノルウェーまだ〜む
2018/03/13 10:48
こんばんは!

私も遅ればせながら観に行ってきました。
アカデミー賞の後だったので、劇場はかなり混んでましたよ。

本当に素晴らしいファンタジー映画でしたね。
私、昔からモンスターだの、何打の、男の子が好きそうなものが大好きなもんで(笑)、この映画に深く心を打たれました。

ラストは個人的には幻想的なままでいて欲しい気もするのですが、セレンさんがコメントされてる様にイライザは人魚姫だったのかもしれませんね。
ごみつ
2018/03/14 21:29
ごみつさん☆
モンスターお好きなのですね!?じゃあこのギレルモ監督の作品は結構お好みですか??

答えを人魚姫と出さずにパンズラビリンス的なラストとして幻想的に終わらすのも良いと思いますが、私は結構途中から、きっと彼女は人魚姫だ!と思いながら観ていたので、それはそれでファンタジーとしてステキかなって思ってます♪
ノルウェーまだ〜む
2018/03/14 21:43
まだ〜むさんこんばんわ♪TB&コメント有難うございました♪

ギレルモ監督のラブ・ストーリーは異形の存在も然る事ながら、やや過激な描写もあったり、マイノリティな者達のドラマもあったりと、確かにギレルモ監督らしい要素がふんだんに入っていた秀作だったと思いますね。

イライザの生い立ちにしても不透明な部分こそ多いですが、それでも劇中に見られた色んなヒントからまだ〜むさんが思うような解として照らし合わせると、なんともドラマチックな展開にも思えたりしますよねぇ。自分もそう思いたいですし、最後も彼とどこかの海で幸せに暮らしてると想像したいですね^^
メビウス
URL
2018/04/01 21:48
メビウスさん☆
きっと彼らは運命によって引き寄せられたんじゃないかな〜と思っています。
なのでラストは海へ帰って行ったと捉えるのがファンタジーとしては王道ですね☆ただギレルモ監督的にいうと、哀しい結末にして幸せなラストというのも有りなのかもしれないです。
ノルウェーまだ〜む
2018/04/01 23:27
冗談半分でツイッターでアカデミー作品賞・監督賞は『シェイプ・オブ・ウォーター』と予想したら以外にも的中してしまいました。お金賭けときゃよかった…
メイン二人は幸せそうでよかったけど、周りのおじさんたちは色々かわいそうでした。リチャードさんの人は告白が急なんですよねえ。もう少し順序を踏んでからいかないと
SGA屋伍一
URL
2018/04/03 22:15
伍一くん☆
リチャードさんの人は順序を踏んでもダメだったとは思いますが…
きっと前の会社でも同じ理由があって解雇されたのでしょうね。

私は「スリービルボード」推しだったのですが、こちらの作品もあとからじわじわと良くなってきました♪
ノルウェーまだ〜む
2018/04/04 00:04
人間とフォルムが似てると言えば、ゴリラやチンパンジーだってそこそこ人間らしいと思うのだけど、彼等と別にセックスしようとは思わない。つまり、そこの信憑性を埋める過程をわりと怠ってると思うのですよ。
ふじき78
2018/04/10 00:28
ふじきさん☆
その信憑性を埋める点でも彼女は元々人魚姫だったと思っていて観ていました。
勿論、種族を超えた愛とか、美女と野獣は無しという訳ではないのですけど、それが一番しっくりくる気がします。
ノルウェーまだ〜む
2018/04/10 22:24

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