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イスラエル映画を始めて観た。 しかしイスラエル映画だからなのではない。始めて観るタイプの映画。 すごい・・・・・すごい映画だった。 完璧に練り上げられた、寸分の隙もない映画。 波間にゆらゆらと身を任せるクラゲのように、ゆるゆると穏やかに話は進むのに、ひとつの無駄もない。 こんな映画ははじめてなのだ。 「ジェリーフィッシュ」 公式サイト 観終わってすぐは、コメントもない。 いったいどうブログに書こうか?などとぼんやりと考える・・・・・ しかし帰り道、だんだんとその凄さに気が付いていき、日付が変わるころには激しく心が揺さぶられ、『も・もしや物凄い映画を観たqんじゃ?・・・・・』という気分になってくる。 <ストーリー> 壁に虫が這い、上の階からの水漏れがひどいアパートに住むバティア(サラ・アドラー)は、家のない子供たちの為のボランティアで活躍をしている有名人の母がいる。 美しく活動的な母に比べて、バティアは彼氏との別れのシーンでも「行かないで・・・・・」と素直に甘えられない不器用な性格がたたって、何をしても上手くいかない。 そんなバティアは、ある日海辺で、小さな浮き輪をした少女(ニコール・レイドマン新人)を拾う。 一言もしゃべらない彼女は、どこまでもバティアについてくるが、週末で施設が空いていないという理由で、警察から2日預かるように頼まれる。 バティアが勤める結婚式のパーティー会場では、トイレから出られなくなった花嫁のケレン(ノア・クノラー)が脱出を試みて、足の骨を折ってしまう。 新婚旅行に行けなくなった二人は、海辺のホテルに泊まることにするが・・・・・・ 一方、舞台女優のガリアから、退院する母親マルカ(ザハリラ・ハリファイ)の介護を頼まれたフィリピン人のヘルパー ジョイ(ナネニータ・デ・ラトーレ)は、言葉が通じない上に、気難しいマルカに悪戦苦闘していた。 バティアは仕方なく仕事場に子供を連れて行くが、いきなりいなくなってしまう。 必死で探すバティア。 海辺で再び少女を見つけたバティアは、彼女を追いかけて海へと入っていき・・・・・・ 少女はとってもキュート。 腰につけたものすごく小さな浮き輪を、バティアがはずそうとして、「キャーーーーーーッ!!」と金属音のような叫び声を上げるところは、笑ってしまった。 いるいる、そういう子・・・・・ 一見、何の関係もないような3つのストーリーが、ゆるゆると進んでいく。 まったく先の展開が読めない。 こうくるだろ?と思ってみていると、ちゃんと『そうくる』映画と違い、‘ゆるゆる‘なのに、ある種の緊張感が生まれるから不思議だ。 波に漂うだけのクラゲのように、登場人物はみな一様に不器用で、自分から運命を切り開こうとはしない。 観ている側もただ波間に漂い、ゆらゆらとしてしまう。 ・・・・・・・・・・と、唐突に胸ぐらをつかまれ、その胸の奥の部分を、ぎゅっと握られてしまう。 予想もしていなかった展開に、噴水のように涙が溢れた。 そうして、その手はいつまでも私の胸の奥を掴んだまま離さない。 痛いほど‘ぎゅっ‘と掴んで・・・・・ いつまでも、いつまでも・・・・・ 象徴的に使われているアイス売りのおじさん。 バティアは子供の頃、「あとでね。」と言って買ってもらえなかったアイスのことが、今でも気になっている。 「今でもあのアイス売りのおじさんは、来るかしら?」とバティア。 「あら、いつでもいるじゃないの。」と女友達。 バティアが本当に欲しがっているのは、アイスキャンディーなどではない。 日頃ふらふらと彷徨って探しているのは、父と母からの‘愛‘なのだから。 しかしそれも、手を伸ばせば、届くところにいつでもあるのだ。 3つのストーリーは、実は同じテーマだということに、最後に気が付く。 誰にでもある、ほんとうに些細で、でも、とっても大事なこと。 愛しているのに、不器用で伝えられない。 愛しているのに、伝えた言葉は、なぜかうまく伝わらない。 よく見えているようでいて、実はあまり見えていない。 そんなクラゲのような半透明な人のこころ。 改めて、自分の母と、自分の娘との関係を見直さなくては・・・・と感じた。 母と娘と・・・・すべての家族を持つ人に、是非観てほしい・・・・そんな映画だ。 |
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ジェリーフィッシュ/サラ・アドラー
この映画についてはほとんど何も知らなくて、映画紹介記事でイスラエルを舞台にした群像劇風の作品でカンヌでカメラドールを受賞したという程度の情報だけで観に行ってちゃいました。最近の中東を舞台にした作品は好印象なのが多いので何気に期待してみました。 ...続きを見る |
カノンな日々 2008/03/21 21:32 |
ジェリーフィッシュ
*公式サイト 2007年/イスラエル=フランス/78分 原題:Meduzot 監督:エドガー・ケレット、シーラ・ゲフェン 出演:サラ・アドラー、ニコル・ライドマン、ゲラ・サンドラー、ノア・ノラー ...続きを見る |
la Casa del Lapiz:鉛筆... 2008/03/29 23:23 |
46●ジェリーフィッシュ
自分の肌の内側にジワリと侵食されたような感覚を味わった。そして、忘れていた様々なことを思い出した。そんな映画は久しぶり。決して多くの人にススメることは出来ないけれど・・・ ...続きを見る |
レザボアCATs 2008/03/30 00:55 |
ジェリーフィッシュ
曖昧さが魅力の美しい小品。テルアビブを舞台に、傷つきながら幸せを夢想する男女の3つの物語だ。3話は独立しており、わずかにすれ違うだけ。海をモチーフにした心象風景のスケッチのように描く。恋人と別れた女性が自分の分身である浮き輪をつけた少女と出会うエピソード.... ...続きを見る |
映画通信シネマッシモ☆プロの映画ライター... 2008/04/04 09:10 |
ジェリーフィッシュ
監督:エトガー・ケレット 2007年 イスラエル/フランス ...続きを見る |
ゆるり鑑賞 Yururi kansho 2008/06/22 18:38 |
【2008-164】ジェリーフィッシュ
人気ブログランキングの順位は? ...続きを見る |
ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!... 2008/07/21 23:09 |
ジェリー・フィッシュ ふわふわ〜〜くらげのように生きる人たち
...続きを見る |
銅版画制作の日々 2008/07/29 08:51 |
ジェリーフィッシュ
2007 イスラエル, フランス 洋画 ドラマ 作品のイメージ:ほのぼの、切ない、萌え、ためになる ...続きを見る |
あず沙の映画レビュー・ノート 2009/03/13 16:51 |
『ジェリーフィッシュ』'07・イスラエル・仏
あらすじ結婚式場で働く若い女性バティアは、海辺で不思議な少女に出会う。浮輪をつけ、一言も話をしない少女は、何故かバティアについてくる。警察に迷子の届け出はなく、週末だけバティアが預かることになる。花嫁のケレンはバティアが働く式場で披露宴の最中に骨折し、... ...続きを見る |
虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映... 2009/04/15 06:48 |
アイスキャンディー
試写会に当選して虎の門に。ニッショーホールにて「ジェリーフィッシュ」を観た。 云いたいことを口にせず... ...続きを見る |
MESCALINE DRIVE 2009/06/06 00:11 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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色のコントラスト的に好きですね。 |
Akki 2008/02/28 01:37 |
Akkiさん、おひさ〜 |
ノルウェーまだ〜む 2008/02/28 16:01 |
見たこともない国の映画の中に、宝物があったりするんですねー。 |
サリー 2008/02/29 03:23 |
サリーさん、イスラエルの街並みは以外にも普通でしたよ。 |
ノルウェーまだ〜む 2008/02/29 23:42 |
この映画観終わったばかりより、後になってジワジワくる映画でしたね。こういう映画は何年もしてから、ふと思い出したりするんですよね。で、その時は印象的なシーンだけを憶えていて、あとはぼんやりと、何故か自分に都合よく少々変えて記憶していたりするんです。これがまさにそうでした。 |
Mr.G URL 2008/03/22 03:09 |
Mr.Gさま コメントありがとうございます。 |
ノルウェーまだ〜む 2008/03/22 09:46 |
ノルウェーまだ〜むさま、こんばんは、初めまして!! |
rubicone URL 2008/03/29 23:32 |
こんばんは、ノルウェーまだ〜むさん。 |
とらねこ URL 2008/03/30 01:12 |
rubiconeさん、ようこそ! |
ノルウェーまだ〜む 2008/03/30 08:51 |
こんにちは^^ |
rose_chocolat URL 2008/04/10 13:32 |
rose_chocolatさん、こんにちは〜 |
ノルウェーまだ〜む 2008/04/10 15:04 |
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