「ビリーブ 未来への大逆転」☆最先端理想の夫婦像

子育てをしながら夫を支え夫に支えられ、ハーバード法科大学院を卒業、弁護士となって初めて女性の権利を勝ち取った女性を演じるのは、子役をしながらオックスフォード大学を卒業した才媛フェリシティ・ジョーンズにピッタリの役!!


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「ビリーブ 未来への大逆転」 公式サイト(3月22日公開)

<ストーリー>

希望を胸にハーバード法科大学院へ入学したルース(フェリシティ・ジョーンズ)は、早々に女性差別を思い知る。
同じ大学に通う夫(アーミー・ハマー)と子育てをしながら勉学に励むが、夫は病に倒れてしまう。
夫の授業も聴講し、病も学業も克服して晴れて卒業したものの就職先は女性であると言うだけで決まらず、弁護士の道を諦め大学教授となる。
ある日、親の介護の控除申請に関する訴訟記事を目にしたルースは、無償で彼の裁判を弁護することにしたのだが…


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冒頭のミュージカルのような行進のシーンがいかに男性社会であったかを表していて秀逸。
紅一点のルースはどの服装も甘くないけどとってもチャーミングでそれも見所のひとつになっている。

ハーマイオニーやしずかちゃんのように大変努力家で秀才、最終的には主席で卒業しちゃうのだから、いったい子育てもしながらどうやって勉強できたのか??その辺は具体的に示されていなかったのはちょっと残念。
どちらかひとつでも、どちらも大変なことだけに!
やっぱり脚本を書いたのが、モデルとなったルース・キンズバーグさんの甥ってことで、そのあたりは男性目線だからスルーされちゃったのかな…

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超超超理想の夫!!妻に替わって育児も料理も手伝いつつ、自分も超優秀な弁護士として活躍、いつも冷静で穏やか、慈愛に満ち溢れていてしかもイケメン!!って出来過ぎでしょう?

うちのマンションの知り合いのお宅は2軒とも弁護士さんなのだけど、片方はこちらのギンズバーグ夫妻のようなかんじ、もう片方はご主人様から精神的パワハラを受けているという弁護士家庭あるある。
高学歴の人に多いと良く聞く威丈高な態度は、ルースの夫からは微塵も感じられない。これも互いにリスペクトし合っているからこそなのでしょう☆
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人権擁護団体のメル・ウルフ(ジャスティン・セロー)とは幼馴染(?) 縁の下から支えてもらう

時には厳しく、時にはあたたかく応援してくれる善き友。
ただ、模擬裁判の練習に付き合うときなど指導が厳しくて、味方なのか敵なのか判らなくなる時がある。

法廷劇でも判りやすく展開してくれてはいるものの、基本は専門的な法廷での会話と、まさに法廷と同じレベルのやり取りが繰り広げられる家庭での会話ですら、なかなかに難しい。

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女性の権利を主張した第一人者、憧れの先輩に会いに行くのだが…

過去の敗訴の経験から「アメリカは変わらないっ!」と断言した弁護士の大先輩ドロシー(キャシー・ベイツ)に対して、「国は勝手に変わって行く。そのとき自分たちがどう対応するのかが問題。」と発想を転換したルースの手腕に拍手☆

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ラストは法廷劇。

物語の論点を学生時代と女性の権利を獲得していくための最初の裁判に絞ったのは、とても見やすかったけれど、貧しいユダヤ人の家族に育ってどうやってハーバードの法科大学院にまで行けたのか?どうやって学生時代に結婚して勉強しながら子育て…その前に生活を営むことが出来たのか?その辺がスルーされていたので、現在も尚最高裁判事として活躍中のルース・ギンズバーグの実話でありながら、まるで造られたお話のように感じられたのも正直な感想。

何しろイケメン優秀夫が出来過ぎてたからね…




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