「グリーン・ブック」☆笑って笑って泣く

気持ちよく笑えて、気持ちよく泣ける。
差別を扱ってしっかりと問題提起もしている社会派ドラマでありながら、誰もがホッコリする物語に仕上がっている。これぞアカデミー賞作品賞!


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「グリーン・ブック」 公式サイト

<ストーリー>

高級クラブの用心棒を務めるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、クラブが改装する2か月の間の仕事を探していた。そんな時、黒人天才ピアニストのドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)から運転手としてスカウトされる。
1960年代の差別が色濃く残る南部の演奏旅行へグリーン・ブックを頼りに旅立つふたり。
教養があり上品なドクと粗暴なトニーはぶつかってばかりいたが、行く先々で差別とトラブルに巻き込まれ助け合ううちに・・・


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実在の人物であるドン・シャーリーが南部で演奏を行った時のことを、用心棒を務めたトニーの次男が脚本に書いたのがこの作品。
9歳でレニングラード音楽院に研究対象として招待されるほどの天才ぶりだったらしい。

音源を探すと素晴らしいジャズの演奏が聴けるので、お話の中ではクラッシックだけで多くの人気ミュージシャン、ジャズすらも知らないように描かれていて(そこも面白かったけど)あれ?って思っちゃった。音楽院なら様々なジャンルの音楽を学びそうだけど…

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イタリア移民らしく、いつも大家族で陽気に笑い、食べ、家族を思い遣るトニー(ヴィゴ)

いやーしばらくポスターだけ見ていた時は、彼がヴィゴだと気付かなかった私。
それだけイタリア人になり切っていたし、貫禄もあって実に見事☆
「バイス」のクリスチャン・ベイル同様20キロ(はじめ11Kg、撮影中に食べ続けて9キロ)太ったのだとか。

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一番驚いたのはヴィゴが陽気に笑っていること!!
実はヴィゴの作品は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズと「偽りの人生」しか見た事なかった私。いつも苦虫を噛み潰したような顔してる(ファンの方ゴメンナサイ)と思っていただけに…(≧▽≦)

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いつも冷静沈着なドクとすぐカッとなるトニー でこぼこコンビがいつしか互いをリスペクトし・・・・

随所に笑えるシーンがあり、それが良くあるコメディのように下品で笑わせるぞと言う造りになってないので、皆声をあげて気持ちよく笑えるのも良い☆

そうして笑っているうちに後半では目が潤んで画面がにじんで見えなくなることもしばしば。
特にドクター・シャーリーが「黒人でもない白人でもない!!」と初めて激高し声を挙げるシーンは涙なくては観られない。

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カネギーホールの上の階って人が住めるのね?

実際は1年演奏旅行が続いて、もっともっとエピソードがあるのだそう。
脚本は事実を忠実に、トニーが存命の時に添削してもらった時は、「それ以上にもそれ以下にもしてはいけない。」と言われたのだそう。
結果的にはそれが成功だったのではないかしら☆
誰が見ても爽快でスッキリする映画。おススメ!!


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