「チャーチル ノルマンディーの決断」☆不動のチャーチル愛

映画「ダンケルク」から始まって、特殊メイクアップ賞で話題となった「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」と、立て続けに第2次大戦のイギリス、特にチャーチルを描いた作品が続いたこの1年。
今回は自らの老いとも戦う生身のチャーチルを描いて重厚な仕上がりになっているけど、英国民のチャーチルリスペクトが止まらないのも実感。


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「チャーチル ノルマンディーの決断」公式サイト(8月18日公開)

<ストーリー>

アイゼンハワー(ジョン・スラッテリー)率いる連合軍司令部では、チャーチル(ブライアン・コックス)だけが反対するノルマンディー作戦を推し進めようとしていた。
先の大戦で多くの若者の犠牲を出したことで苦悩するチャーチルは、作戦を中止させようと奔走するも、老齢からくる体力の衰えやストレスにも悩まされていた。
遂に作戦は決行されることになり、首相として国民へ発表しなくてはならないストレスを爆発させるチャーチルは妻(ミランダ・チャードリン)に…


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作戦司令部では「戦うのは我々だ!」と作戦を中止させようとするチャーチルの意見をつっぱねる

この1年間チャーチル関連の映画を見てきたけれど、どうして彼が英国民にここまで愛されるのかは正直まだ理解は出来てない私。
ダンケルクでは若者を救い出そうと国民を鼓舞する演説をした(だけ)だし、この映画では作戦をやめさせようとした(だけ)だし…

でも練って練って練って絞り出した彼自らの演説原稿は、国民の胸を打ち後世に残るには充分だったのは深く納得。
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遂に倒れた!!と駆け寄ると、テーブルの下からひょっこりはん

弱りつつある老体も心配されその判断すら「大丈夫か?」と言われる身となったチャーチルに、もう居場所すらなくなったと感じる気弱な生身の人間を、ブライアン・コックスが見事に演じている。

ゲーリー・オールドマンの変装チャーチルも素晴らしかったけど、やっぱり生身の人間が演じることのリアリティーはぐっと大きいように思える。

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ゲーリーチャーチル作品より、ぐっとしゃしゃり出る奥さま

『陰で支える』イメージが強かっただけに、作戦司令部にもずんずん現れる妻にはちょっとビックリ。
妻が怒って家を出ると思ったチャーチルが、軍部の人間のほうが若くてイケメンでパワーがあると焼きもちを焼くところは一挙に愛らしく見えてきて…
二人の合言葉「ワウワウ」もカワイイ☆

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今回チャーチルに扮して登壇したのは、中尾彬夫妻

取材のムービーからカメラから凄い数!
正直、今回彼らのトークが一番面白かったかも~♪
イギリスへ行ってチャーチルが着ていた背広を見た事があって、葉巻の灰で背広の前が穴だらけだったというエピソードや、自身が持っている葉巻はチャーチルという商品名など興味深いお話がいっぱい。


演説同様、とうとうと話し続けるチャーチルと、心を痛めて静かに佇むシーンにやや睡魔と戦う必要も。
歴史好きの人におすすめ。

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