「ダンガルきっと、つよくなる」☆スポ根インド映画に泣く

いや~泣けた泣けた。
基本的に王道のスポ根ものなので、その涙は高校野球を見るように実に爽やかで熱く美しい。
しかし基本王道のスポ根なのに、背景にある社会的な不平等や今まさに話題のアスリートのコーチのパワハラ問題などを、インド映画のノリで面白く見せる点で実に斬新。


実際にインドで娘をレスリング選手にしたという本当のお話☆(吉田選手とも戦ったらしい)
画像
「ダンガルきっと、つよくなる」 公式サイト

<ストーリー>

昔レスリング選手として国の代表にまでなったマハヴィル(アーミル・カーン)だったが、今は生活の為に選手の道を諦めていた。
生まれてくるのは娘ばかり4人。すっかり子供を選手にする夢を諦めかけていた時、二人の娘が喧嘩に強い事を知った父は、彼女たちに日々厳しいトレーニング課すようになる。
大切にしていた長い髪も切らされ、泣きながら過酷な練習を積んでいた娘たちだったが、ある時…


画像
何より驚いたのは、主役のアーミル・カーンの逆ライザップ!!
彼の特徴的な飛び出した耳の形も、目のかんじも一緒なのに、どう見たって同一人物とは思えないほどの変わりようだった、『50代の中年のお父さん』の方のシーンを70Kgから97kgに増量して先に撮影し、究極ライザップで痩せて再び70kgに戻して『20代の現役レスリング選手』っぽい筋肉隆々へと変貌したなんて、凄すぎる!!

「そっくりな若い役者さんを起用したの?」とか「今はCGで色々いじれるしね?」などと、あれこれ思いながら観ていたけれど、どう見ても自然な中年の太鼓腹だし、どう見ても同一人物だし…
まさか1年かけてトレーニングを積んで肉体改造したとはっ!!
特殊メイクでチャーチルになった人にオスカーをあげてる場合じゃないのでは??

画像
少女たちが何しろ愛らしい
手作りのリングで砂まみれになって練習を重ねる彼女たちが、男子に勝って次第に自信をつけていく様は見事☆いつも練習に付き合わされる「いとこ」が、また弱っちくて小気味よい味付けになっている。

そして過酷過ぎる練習と年齢的にも反抗していく彼女たちに、父のホントの愛に気付かせていくシーンもインドならでは。

画像
父には逆らえない妻や子供たち、女性は幼い時から料理や家事をやって14歳で嫁に出されるインド社会、選手育成に力を入れようともしない役人たち、同じ練習場で練習させてくれない男尊女卑の男社会・・・・
様々なインドの実情を笑いを交えながら風刺していくところは秀逸☆
そして、そんな社会を相手に強い意志で戦って、次第に自らの力で認めさせていくところが何より爽快!

画像
国の代表となって選手村で練習をしつつ、父のスパルタから解放され自由を満喫する姉のギータだったが…

140分と少し長めの映画だけれど、手に汗握る試合シーンはスポ根ものの王道としても全く飽きさせない。
コーチの教えと父の教えの板挟みも信念を貫くことで勝利を掴むところは、願わくばパワハラで訴えられたコーチだけでなく、選手の方にも観て欲しい「逆境すら力に替える」素晴らしい映画なのだった☆


"「ダンガルきっと、つよくなる」☆スポ根インド映画に泣く" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント