「ラスト・ナイツ」☆忠臣蔵には無条件に萌える

かつて大絶賛だった「GOEMON」の監督にして、過去最低!な「CASSHERN 」の監督でもある紀里谷氏。
日本映画界では鼻つまみ者らしいけど、初めから世界を目指していたのでしょうね。
さて、今回はどっちに転ぶか??


んー、何だろねこれ?と思った前半部分も、中盤からぐいぐいと惹きつけられ、しまいにはぐぐっとのめり込んでいた私。
いいんじゃない~~♪
とはいえ、世界でも注目度の高い「忠臣蔵」だものね。世界の紀里谷というより、もしかしたらある意味テッパンとも言える世界の「四十七士」のお蔭?


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「ラスト・ナイツ」 公式サイト

<ストーリー>

権力を楯に横暴な賄賂を要求してくる大臣ギザモット(アクセル・ヘニー)に対し、断固として要求を断ったバルトーク卿(モーガン・フリーマン)に即刻、反逆罪として斬首の刑が言い渡された。
しかも執行を命じられたのはバルトーク卿の愛弟子ライデン隊長(クライヴ・オーウェン)だった。
1年後、酒浸りの日々を過ごすライデンに対し、冷たく罵る部下たちの姿があったが実は・・・・


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相変わらず圧倒的存在感のモーガン・フリーマン(米国)は、おひげが面白い事になっちゃてて、一瞬コメディだったかな?と・・・

前半はうっかり紀里谷監督のハリウッドデビュー作であることをすっかり忘れて観ていたので、多種多様な人種を集めた時代物のようだけど良く判らない、英国風のお城かと思えばイスラム的宮殿が登場したり、題名だってラストサムライっぽいし、なんだか「やらかしちゃった」イメージにややドン引き。

ただキャストの国籍を見るとそれこそまんべんなく多種多様に揃えている事がわかり、もしかしたら凄い事なのでは??と思えてきたyo

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主役のクライヴ・オーウェン(英国)は大石内蔵助にはぴったり♪この渋さ、もう彼しかないよね☆

彼の右腕の部下にはクリフ・カーティス(ニュージーランド・・マウリ族)や、アン・ソンギ(韓国)など。
その他の人々は甲冑を脱いで村人に紛れてしまうと、もう誰が誰だかわからないのだけど、そういう意味から言っても様々な人種のキャスティングは際立たせるのに大きな役割を持っているのかも。

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若き皇帝で「別離」に出ていたペイマン・モアディは中東系と思ったらまさかのNY出身
憎たらしい大臣ギザモットは特徴的な顔立ちのアクセル・ヘニー(ノルウェー)

それにしても正しい判断が出来ない皇帝って!!いずれの世にもいずれの国にも居そうよね。

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ライデンは愛する妻(アイェレット・ゾラー・イスラエル)も裏切り、酒に女に溺れる日々

忠臣蔵だと判っていても、妻が愛想をつかして出て行ってしまうくだりは切ない。
大石内蔵助は昼行燈でうだうだしていただけに、積極的に堕落していくライデンはちょっと・・・・と思ったら実はの作戦があとで光ってくる♪

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最初から最後まで出ずっぱりの伊原剛志(伊藤)は、ヒール役を堂々と演じてなかなか見事でしかもオイシイ役回り

秘密作戦で城へ侵入していくところはどこか忍者風で、ワクワク度MAX!
本来なら重たくて力任せに振り抜くのが西洋の刀の扱いのところを、日本刀の殺陣のように素早い剣裁きで戦うのはあえて『日本』を意識したものに違いない。

この辺りからもう結末が判っているのにハラハラドキドキ。

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世界に通用する騎士道は「四十七士」に勝るものなし

忠臣蔵をモチーフにした「47RONIN」が妖怪ものになっちゃって最後失速したのに対し、こちらはラストに向けての盛り上がりが半端ないし、本来の『忠臣蔵」的武士道をしっかり表現できているんじゃないかな☆
紀里谷監督、ハリウッドデビュー作はまずまずといったところでは?

これから寒くなってきて、恒例の「討ち入り」の季節(笑)
今年は和洋折衷の『忠臣蔵』もいいかもね☆


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