「ラブ&ピース」☆夢を叶えたのは監督

結局、夢を叶えたのは監督なのだと思う。


あえて?なのか・・・・・???
大掛かりに新宿都庁がどかんどかん!と攻撃されるCGを多用しながら、「中の人」を感じるカメちゃんや、今どき見た事もないようなあやつり人形的動きのぬいぐるみたちのチープさが同居する、妙なアンバランスさ。

オリンピック問題と戦後70年まで持ち出して、「反戦」や社会問題をテーマにしたかのようにしておきながら、夢を諦めないけど、初心忘れるなの青春物語だったり。


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「ラブ&ピース」 公式サイト

<ストーリー>

ロック歌手の道を諦めて、小さな事務所で働く鈴木良一(長谷川博己)は、同僚からバカにされる毎日。
唯一、地味なOL寺島裕子(麻生久美子)だけが親切にしてくれたが、気持ちを告白することもできずにいた。
ある日、一目ぼれして買った亀をポケットに入れているのを見つかって、社長にもどやされた良一は思わずトイレに亀を流してしまう。
下水に住む謎の老人とおもちゃたちに拾われた亀は、不思議な飴をもらって・・・・・


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良一は自分に自信が持てず、いつもお腹が痛かった~~でもいくらなんでも、そんなひどい職場イジメはないでしょう?

園子温監督お得意の血しぶきもなければ、奥さんを全裸にするのもない。
しかしまさかのSっぷりが、ここに出ていたとはっ
長谷川博己をここまでキモイ駄目人間として演じさせるなんて!!特に地べたを亀っぽく這いまわるところとか、思わずひえ~~っと口に出してしまったくらい。
まさに撮影現場で長谷川さんイジメが行われていた?くらいの迫真の演技☆

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亀との出会いが彼の運命を変える

亀の名前を「ピカドン」と決めるくだりは、ハッキリ言ってキライ。
「ヒミズ」の時は震災をチャンスとばかりに利用したりする神経が気に入らなくて長い事見なかったけど、(見たら案外良かった♪)今回の『戦後70年』というワードを入れて、無理やり『反戦』っぽくしたのも意味が解らないし、何よりそういう魂胆が許しがたい。
しかもあまりにも不謹慎だし。

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カメちゃんにいつかロック歌手になって日本スタジアムを満員にするという夢を語る日々

キモさ爆発で演じる長谷川博己に拍手!
亀をいつも撫でまわしているけれど、ポケットに入れたり出したりは、「亀って噛むから大変だったと思う。」と同行のママ友談。

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謎の老人と仲良しの「捨てられたおもちゃたち」

チープな動きをするおもちゃたち(笑)を相手に独り芝居をする西田敏行は、ほぼアドリブだったのかな?
さすが大御所~~と感心しきり。
ここで不思議な飴をもらって、亀ちゃんは次第に巨大化していく~~~って、中に人が入っちゃったりするから、あんまりぐんぐん大きくなっていかないんだけど?

ちなみに亀ちゃんの声はピカチュウの大谷育江、黒いネコちゃんはニャースの犬山イヌコ(ねこなのにっ!?)

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亀ちゃん効果でめきめきとロック歌手として人気が出る良一の変貌ぶりに驚愕!!

役者さんてすごいなぁー
髪型ひとつ、眼鏡一つ、それとも立ち居振る舞いで?人はここまで変われるものなのね。
そういう意味から言っても、内面から溢れる自信って本当に大切!!


さて、園子温監督作品のファンとしては、評価のばらつきが気になるこの作品を今回鑑賞したのには訳があって・・・・
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レボリューションQのライブタオルだ、いえ~~い!!

実は一昨年の大晦日。
ママ友とふたりで、はるばる大宮スタジアムまで出向き、ラストのワイルドリョウ率いるレボリューションのライブシーンのエキストラに参加していたのだった。

写真はその時にもらったライブタオル。
スタジアムを埋め尽くすファンは、実は何度も場所を入れ代わって撮影したもの。
CGで合体させると、こうしてスタジアムが満席になっちゃうんだ~~としみじみ(笑)

一度聴いたら耳に残ってしまう「♪ラブ&ピーース、おまえを~わっすれなあ~い・・・」という歌は私たちの声で、練習から数えて何度も歌ったので、それこそ年を越してずーっと耳にこびりついていたことは、まさに忘れられない思い出でもある。

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妙なチープさが学園祭の自主映画みたいだなと思ったら・・・・

なんとこの脚本は、園監督が25年も前に生まれて初めて書いたものなのだとか。
なるほどそれで学園祭映画っぽいのね。

監督自身ががその時に抱いた夢を実現したとも言うべきこの映画。
夢はいつか叶うけど、失くしたピースは取り戻さないといけないってことかな☆



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