「ノア 約束の舟」☆スペクタクルなコスプレ

日曜礼拝で聖書も正しく勉強している方のレクチャーつきで、いつもの月1川崎IMAXへ。
キリストの教えはきちんと1本筋が通されているようだけど、肉付けの部分がつっこみどころ満載で・・・・・

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「ノア 約束の舟」公式サイト

<ストーリー>

神からのお告げを得たノア(ラッセル・クロウ)は、家族を連れて旅に出る途中、お腹に傷を負った少女を助ける。
邪悪な心を持った人間たちから命からがら逃げた一家は、ノア・妻・3人の兄弟と拾った少女と岩の巨人たちと共に巨大な舟を作り、着々と動物たちを招き入れ準備を進めるが、宿敵カイン(レイ・ウィンストン)らが襲ってくる。
遂に大洪水が始まり・・・・


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ラッセル・クロウは今回いろんな意味で一人で大活躍

若いときから白髪になるまで、やんちゃなラッセル・クロウが敬虔な、神を信じる善良な人間を見事に演じている。
しかーし!
信仰も暴走するとやっかいだよね。

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てっきり敵の役と思い込んでいたアンソニー・ホプキンスは、いつも助けてくれるノアの祖父

たった一人でどうやって岩場に生活しているの??と思うけど、トトロの種をくれたり、傷を治したりなど、彼はいわゆる神の使いだったと考えたほうがいいのかな・・・・

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助けた娘イラは美しく育ち(エマ・ワトソン)、イケメンの長男と恋人になるが・・・・
子供が生めない体であることを悩んでいるイラ。
二人の逢引をちょいちょい盗み見る次男が・・・・・(笑)

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「オレも女ほしーいっ!!!」
髪が伸びるのは遅いけど、ひげが生えただけでぐっと大人っぽくなる次男のハムは、可哀想な立ち回り。

ラスト、本当の聖書では酔いつぶれて裸で寝ているノアを見つけたハムが、「みんな見てみてー!」と兄と弟を連れて来て見せたところ、二人は父のあられもない姿を見ないようにして上着をかけてあげたので、父がハムを怒って彼の子供たちを呪ったということになっているらしい。(ひどいわ!)

それに比べたらハムが『自ら決断した』と言う点で、この映画の1つの根幹をなす『人間は自分で決断する』というテーマに沿っていて良かったのかも。

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穢れのない全ての動物1対ずつ・・・・・・って言ってるのに、鹿がやたら多く見えるのは気のせい?

オオクニヌシノミコトがくるくるポチョンとやって出来た日本の国が伝説であることを知らない日本人はいないけれど、ノアの方舟伝説はどうやら広く信じられているらしい。
映像の中では進化論も出てきたので、おや?と思ったけれど、とはいえ聖書ではノアは600歳なのだそうなので、神話として観るのが正しい鑑賞法なのne

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カイン率いる軍団が襲い掛かる・・・・

動物を食い散らかしたり、女性を酷い扱いしたり・・・と、カイン代表の『人間たち』は、物凄く邪悪に描かれている。
だけど大津波が来たら、普通に誰だって助かろうとして必死になるよね・・・・

逆にバッタバッタと人間をぶち殺して、いくら神からのお告げと言われても、自分たちの家族だけ助かろうとする姿は日本で言うなら「蜘蛛の糸」のお話のようで、途中見るに耐えなかった。

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反面、木の実を食べて暮らすノアたちだけど、最初は木も生えてない岩場に住んでて、何を食べてあんなにマッチョになったんだろう~?

洋服もボロ布風だけど、パリコレにそのままランウェイできそうな洒落たデザインのノアの上着は、どう見ても革製品?
キレイに網目の揃ったママのニットも、鋭利なナイフはアップになったら思わずゾーリンゲンかと・・・・
アダムとイヴからたった10世代なのに、鎧や鉄製品、ワインのジョッキまであるし?

ただしノアの方舟建設の様子を描いた宗教画には、神殿なども遠くに見えることから文明は既に発達していた頃なのかな・・・・(だから伝説だってば)

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お父さんそりゃないよー

聖書には岩の巨人も邪悪な人間たちとの凄惨なバトルも出てこないのだそう。

一見、途中から信仰に狂った父の暴走が目に付くけれど、あえてここは正しく聖書の教えを投影する手立てだったのかな。
聖書の教える大切な3つのこと『信仰・希望・愛』
その3つの中でも最も大切なのは『愛』なのだそう。
つまり人間が蛇の誘惑に惑わされず自ら選択したもの、それが『愛』だったということなのだ。

しかし大洪水で清めてもなお、人間は様々な選択をして再び愚かな行為を重ねつつあるわけで。

陳腐なコスプレ感さえなければ結構重厚なお話だったのね、と友人のレクチャーあってようやく納得できる作品だった。





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