「アウトロー」ワイルドトムちん

「ワイルドだぜぇ。」並みのワイルドさである。
流れ者のアウトローと言うからには、ワイルドで孤高の一匹狼をイメージしているはず。
どこか正攻法でお行儀の良い一匹狼は、ワイルドさを楽しむというより謎解きを楽しむ2時間サスペンス?
せっかくのトム・クルーズ新シリーズは、彼の良さが少しも生かされていないような・・・・・


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「アウトロー」公式サイト(2月1日公開)


<ストーリー>

川を挟んだ対岸の駐車場から狙った無差別殺人事件。
犯人は残された痕跡からすぐに捕まった。
しかし彼が要求して呼ばれた男ジャック・リーチャー(トム・クルーズ)は、事件に違和感を感じて独自の捜査を開始する。
行く先々で狙われるジャックが行き着いた先は・・・・・




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検察側(リチャード・ジェンキンス)に警察(デビッド・オイェロウォ)と大御所俳優を揃えて、いかにも何かあるかんじを出している
犯人が面会を要求する謎の男ジャック・リーチャーは、示し合わせたように表れる~

まずは新シリーズのジャック・リーチャーなるものを紹介するのが今回の映画の役目なのかな?
もと陸軍の秘密捜査官で全てにおいて敏腕、誰もが見逃すような証拠も見抜く鋭い観察眼を持つ。

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弁護士を引き受けた検事の娘ヘレン(ロザムンド・パイク)は、なかなかジャック・リーチャーの言う事を信じない

確かに突然表れた流れ者が、あれこれ言い出しても信用できないかもだけど、協力してと自分で頼んでおいて、全く信用しないというのもどうなの?
それにしても、彼女の瞬きひとつしない大きな目を見ていると、こちらまで目を見開いてしまって、ものすごく乾き目になっちゃった。(汗)


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足りないワイルドさの原因の一つはコレ!

実は「ミッションインポッシブル」等では、這う・飛ぶ・走る・潜むであまり意識することのなかったトムの身長(アップで並ぶ時は台の上に乗るらしい)が、こと同じ地面に立ってしまうので、明らか目立ってしまうわけ。

自分より大きいものを容易く倒してしまうのも、ひとつのワイルドなのかもしれないけど、ハリウッドにおいて『背が小さいのにやたら強い』は、ジェット・リーの十八番であって、トムではないのだ。


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射撃場のオーナー(ロバート・デュバル)は、銃と剣を携え助けに来てくれるが・・・・

今回トム・クルーズと絡むのは、ロザムンド・パイク以外は何故かおじいちゃんばかり。
しかしどの方もさすが重鎮。
それぞれ素晴らしい存在感を見せてくれる。


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さすがトム・クルーズ、アクションのキレもいい!

銃をかなぐり捨てて、互いに素手で戦うシーンは、やや古風な展開。
茶色い地味な皮ジャンにしても、どこかレトロな印象。

17冊もある英国の作家リー・チャイルドの人気ハードボイルド小説が原作というだけあって、この新シリーズは「ミッションインポッシブル」を卒業した(?)トム・クルーズが、ほどほどの体力でアクションを続ける道を模索したというところか?


ファンとしてはやや物足りないカンジ。
まだまだ激しいアクションで、映画界の先頭を走り続けて欲しいものである。



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