「もうひとりのシェイクスピア」いろんな意味で衝撃的

あまりシェイクスピアについては良く知らず、実は恥ずかしながら作品に触れる機会も少なかった私。
ましてや、別人説も今回はじめて聞いたけど、割と一般的に言われている事だったのね。
でも!シェイクスピアが別人だったことより、もっと衝撃的な話が・・・・



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「もうひとりのシェイクスピア」 公式サイト

<ストーリー>

エリザベス1世統治下の16世紀ロンドン。
陰の権力者ウィリアム・セシル(デヴィッド・シューリス)は、次期国王にスコットランド王ジェームス1世を据えようと画策していた。
それに反感を抱くオックスフォード伯エドワード(リズ・エバンス)は、自ら書いた戯曲を舞台で演じさせる事で民衆の力を得ることを思いつき、劇作家のベン・ジョンソン(セバスチャン・アルメストロ)に作者を名乗らせることを提案するのだが・・・・



何しろ時代がいったりきたり、若年期と年を取ってからの役者が違うし、エドワードと呼んだりオックスフォード伯と言ったりで、次第に混乱してくる。
これは半分ネタバレでも公式サイトをじっくり読み込んでからの鑑賞がお勧め!


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若き日のエリザベス1世(ジョエリー・リチャードソン)は演劇好きで、宮殿に役者を呼んでは劇を楽しんでいた

先ずは現代のNYから始まる。
舞台でシェークスピアが演じられるところから一気に過去へ!
19世紀、ベン・ジョンソンが捕らえられてグローブ座が炎に包まれたところで、ベン・ジョンソンという名前に気を取られていると、その更に過去へ、そしてそのまた更に過去へと行ったりきたり。


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演劇で盛り上がるのを観たエドワードは、自分が書いた戯曲によって、政治を動かそうとする

ウィリアム・セシルの義理の息子でもあるエドワードは、当時、セシルは民衆が政治に影響を及ぼすのを恐れて「演劇は悪魔の産物」として弾圧していこともあり、自分で戯曲を書くなんて事は許されていなかった。
・・・・・・ので、こっそりと別人を仕立てて、戯曲を発表させていたわけだけど、てっきりベン・ジョンソンを代理に立てるのだと思っていたら、横合いから役者のシェイクスピア(レイフ・スポール)がしゃしゃり出て、自分の作品として発表しちゃう。
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この辺り、シェイクスピアが相当狡猾な人物として描かれていて興味深い。


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若きエリザベス1世は、エドワードと恋におち・・・・

オックスフォード伯エドワードは、12歳バージョン、20歳くらいバージョン、おじさんバージョン=老人バージョンと出てくる。
ここをしっかり判っていないと!途中から混乱してしまった私(苦笑)

そしてエドワードの20歳くらいバージョンの世にも美しき青年を演じたのは、「ハリポタ死の秘宝パート1」をきっかけにロンの妹ジニー役のボニー・ライトと婚約までしたけど破局したジェイミー・キャンベルくん。
このほか「スィニートッド 悪魔の理髪師」ではアンソニー役、「トワイライトサーガ」では敵のイタリアヴァンパイアとして出演♪

若きエリザベス1世と言えども、この時多分ヤングエドワードの倍くらいの年齢と思われ・・・・
彼を見ていると、おばさんがこの美しい青年を食べたくなっちゃう気持ちは判らないでもないけど、ちょっと複雑(汗)
色々年齢を計算しながら見ていたので、余計話についていけなくなったyo(爆)


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髪型に惑わされるけど、若いエドワードとよく似たこちらの彼は、エドワードとエリザベス1世の間に出来た隠し子

そのことをエドワードはずっと知らされずにいたけど、ある時から気付いてサウサンプトン伯として成長した息子を、かげながらサポートしている。
そして哀しい運命が・・・・・


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こっちが成長したおじさんエドワード

年を重ねるごとに、次第に目のクマ(?)が濃くなっていくのが気になって気になって・・・・
落ち着いた演技が、より悲哀に満ちている。

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当時のロンドンを再現したのは、アメリカの撮影所に組まれたセットらしい

ロンドン塔の景色、グローブ座の周辺など、当時を再現した街並みは素晴らしいな~と思ったけど、確かに現代のロンドンでは周辺の建物は近代的だから、そのまま撮影する事は無理なのね。

一度焼失して再建された現在のグローブ座はこちら
画像シェイクスピアの演劇を英語で理解するのは、かなり難しそう・・・と思って、結局1度もグローブ座で観劇できなかったのが、今になって見ると残念で。

観劇しないまでも見学会もあったんだけど・・・・



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老女になったエリザベス1世と再会を果たすエドワード

しっかり人物を把握して、しっかり時代考証についていけたら、相当面白いでしょう。
それでも必死でベン・ジョンソンが守った『本当のシェイクスピアの自筆の作品』は、現在も見つかっていない訳で、あれは何処に行っちゃったんでしょうね?





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