「セットアップ」白ブラック黒ホワイト

私たちが知らずに思い込んでいるのは黒人=ギャング、白人=善人の図。
この映画は全く逆の、善き黒人とワルい白人の話。



どのあたりに身を置いて観たら良いのか、判断に困る作品。
いくら家族想いだからと言って、友人を殺して良いって事はないでしょう?



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「セットアップ 」 公式サイト3月10日公開


<ストーリー>

ワル仲間3人で計画したダイヤモンド強盗で、兄弟のようにして育ってきた仲間のヴィンセント(ライアン・フィリップ)に裏切られ、殺されたデイブのためにも、サニーは何とか落とし前をつけようと考えていた。
ビンズの足跡を追ううちに、サニーは裏社会のドン ビグズ(ブルース・ウィリス)や、宝石商のヒットマンにも付けねらわれる。

ビグズからパシリをやれば助けてやると言われて、ロシア人から200万ドルを強奪したサニーだったが、とんだ事故に巻き込まれ、事態はどんどん悪いほうへ向かい・・・・・



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ブルース様は悪役は似合わない

やや迷走している感のある、ブルース様。
ギャングのボスをやるのに、スキンヘッドで迫力はあるし見た目はOKなんだけど何かが足りない?
これだけ憎々しげな白人がいっぱい登場して胸くそ悪いくらいなのに、ブルース様だけがムカつき加減がやや足りないのだ。

拷問シーンで賭けをする時も、なんて酷いヤツ!と思えなくて、「助けるなら今です!刑事デカ」って思っちゃう。
敵対するギャングとの撃ち合いにしても、とんだ間抜けな結末で、これなら思い切ってコメディにするべきだったんじゃ?


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宝石商の運転手は実は・・・・


冒頭の強盗のシーンから結末まで、ほぼ「ザ・タウン」だ。

「ザ・タウン」が友情と愛の狭間で揺れ動くのに対し、こちらは裏切った親友への復讐したい気持ちと、正しき選択の間で揺れる話だ。

しかしこの家族愛はなんとなく取ってつけたようで、心根の腐ったヴィンセントが父のために頑張る話だったんだよと途中から急に言われても、ピンと来ないのだ。

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はた迷惑な逃走劇

街中を銃をぶっ放しながら追いかけていくって、アメリカってば怖いねぇ・・・
そういうシーンは日頃ハリウッド映画で見慣れているけど、こうしてあまり馴染みの無い役者さんがやっていると現実味があってより怖いwa


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サニーの選んだ選択は・・・・


神に静かに祈る黒人のサニーと黒人の神父。
悪で腐れきった白人たち。

復讐に燃えていたけど葛藤の末・・・という風でもないし、ラストはイイ事をして美談になっているかんじだけど、結局のところ多くの人が死んで、沢山のお金を盗んだ形なのだから、何とも。
なんとなく不完全燃焼な映画だった。




1つだけ言えることは、ニコちゃんが迷い込んでいるラビリンスに、ブルース様も迷い込んできたらしいってこと☆





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