「チェスト!」子供に是非見せたい

夏休みの少し前に観ておきたい。
早すぎても夏休みに入ってからでもない、そうだ!今がチャンスなのだ。
素朴で飾り気のない映画が、すんなりと心へ届く。
大人にも楽しめる。
なぜなら、子供の頃の自分が、必ず映画のどこかに出ているからだ・・・・・

<ストーリー>

生粋の薩摩っ子の吉川隼人(高橋賢人 新人)は、お調子者でクラスの人気者の6年生だが、示現流道場に通い正義感が強いという一面も持っている。
道場の先輩から、「負けるな!嘘をつくな!弱いものをいじめるな!」という鹿児島伝統の郷中教育の魂をしっかり叩き込まれていた。

しかしそんな彼にもたった一つ隠しているウソがあった。
彼はカナヅチだったのだ。

毎年行われる4.2kmを泳ぐ遠泳大会を、仮病で乗り切っていた隼人だったが、バリバリの九州男児である漁師の父(高嶋政宏)の教育的指導により、参加せざるを得なくなった。

東京からやってきたクールな転校生、智明(御厨響一)の助けを借りて、緊張すると便意をもよおしてしまい泳ぐことが出来ない雄太(中嶋和也)と一緒に、猛特訓を始めた。

隼人はヘタレを克服できるのか・・・・?
智明は、かたくなに閉ざした心を開くのか・・・?
雄太はう○こをもらさずに、遠泳を泳ぎきれるのか・・・・?



画像
チェスト! 公式サイト



基本的にはHNKドラマのようなかんじだ。
それなのに嫌味がないのは、出演している子供たちが、素朴だからだろう。

クラスの人気者と、イケメンくんとちょっとおデブキャラという組み合わせは、ベタすぎるが、イケメンとデブキャラ以外のその他のクラスの子供たちと、主役の隼人役は、今回オーディションで選ばれた九州の子供で、ずぶの素人だ。

これがいい!


実際、舞台挨拶での隼人役の高橋賢人クンは、司会の女性の質問に、完全にグダグダで、これがまた高感度アップだった。
素直に応援したくなってくる。
実際、りょうたを見ていると、このくらいの年の子が、舞台に上がってマイクで喋るだけでも、すごいなーと思うわけで。
それに比べて、小さい頃から流暢に返事を返す神木くんなどは、なんだか怖い気も・・・・


大人は「がんばれ!」と言うけど、なかなかそうはできない・・・

この映画のいいところは、ただ、子供たちが頑張る話だけじゃないってこと。
頑張れる時もあれば、できないものもある・・・・・
そういえば、子供の頃はそう思っていたのに、自分の子供に「頑張れ、頑張れ」って言ってるな~

ちなみに「チェスト!」は、示現流道場で素振りなどをする時に気合を入れる、掛け声なのだそうだ。




高嶋政宏の薩摩弁が、すごい!
完璧すぎて、全く何を言っているのか分からないくらいだ。

その点、子供たちが意外にも、薩摩弁を喋っていない。
せっかく地元の子供を集めたのだから、もう少し訛っていてもよかったのでは・・・?




どうして電車の運転手さんが???と思うが、最初に‘薩摩の郷中教育‘について、紙芝居でお話してくれるところが、分かりやすくて良い。
ふるさとを持っている人が、いつも懐かしんでいるのは、何でだろうと思っていたけど、なるほど理解できた。
こんなにあったかい故郷があるなんて、ちょっと羨ましい~



素晴らしい土地だと思う反面、薩摩出身でなくて良かった~と、胸をなでおろす私。
たとえ強制ではなくても、遠泳のある学校でなくて、よかったぁー!

・・・・え?私?    勿論、いつも病欠でしたよ。水泳の時間は・・・・




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