「映画「どろろ」 想定外の感動!

映画「どろろ」 新春公開が待ち遠しい!」について
私の誕生日を知っているのか、それとも日頃の行いか?今週はなんと5つの試写会に当たり、今日は1つめの‘どろろ‘に行ってきた。神様!ありがとう。
先週‘墨攻‘など2つの試写会に都合で行けず、泣く泣くゴミにしたばかりなので、ことのほか嬉しい私!

「本日は、妻夫木聡 柴咲コウの話題のカップルが主演している‘どろろ‘の試写会にお越しいただきまして、ありがとうございます。本作品は・・・・・」
って、アナウンスが言っちゃってるんですけど、いいの?
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<ストーリー>
戦乱の世の天下統一をなしとげるため、魔物との契約を交わした醍醐景光(中井貴一)は、その代償に、もうすぐ生まれてくる我が子の肉体の47箇所を、47の魔物に奪われた。

肉の塊となった我が子を殺そうとする景光に、母は必死で食い下がり、せめてもと布に包んで桶に入れ(!)川へ流すのであった。

拾ったのは医師、寿海(原田芳雄)。
様々な医術の限りを尽くして、その子に仮の肉体を与え、我が子として育てる。

青年になって、年老いた育ての父を亡くした百鬼丸(妻夫木聡)は、自身の肉体を取り戻す旅に出る。
途中出会ったのは、戦で両親を亡くしてから、天涯孤独となり、以来男として盗人家業でたくましく生きている‘どろろ‘であった。

百鬼丸の腕に仕込んだ妖刀を盗むべく、つきまとう‘どろろ‘。
共に、魔物を倒しつつ、両親を殺した宿敵 醍醐景光を討つべく旅を続ける。

少しずつ体を取り戻す百鬼丸、しかし取り戻した我が目で見た真実とは・・・・・



正直、手塚治虫 原作の漫画で、CG使った大活劇ってかんじ?と思って観た私。

ごめんなさい。

私、泣きました!

こんなに感動的な深い映画だと思わなかった。
立派なヒューマンドラマだったよ。
うかうかと観て、ホントごめんなさい。

しかも、妻夫木くん綺麗!
前回も書いたけど、ほんとに美しかった。やっぱ妻夫木くんだよねっ!!(あれ?オダジョーは?)
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映画は全編に渡って、モノクロのような、色味のないトーンで統一されていて、まるで黒澤映画を思わせる。

設定は100年くらい前の日本とも言えなくもない、過去のような未来のような不思議な世界。
ということで、オープニングから、どこの国の言葉か分からないような歌がながれ、日本とも中国ともつかない、怪しげな世界へ引きずり込まれていく。

ここまでは、納得なのだが、広大な景色が広がるところは、ニュージーランドロケだけあって、先入観も手伝ってか、どうしても洋風なイメージだ。
ちょっと、違うかな?という気がした。

とくかくCGがすごい!
いきなり登場の、女郎蜘蛛は、その動きといい、正に蜘蛛だねっ。
蜘蛛ってああいう動きするよね、だから虫の中で一番嫌いなんだわ~といういかにもゾワゾワしてくる映像になっている。

妖魔を倒すと仮の肉体が、体から落ち、そこへ自分の体が、
ニュルニュル、グチュグチュ・・・・・と生えてくる。
これがまたよく出来ていて、作り物から自分の手や足へ変化していく様は実に見事だ。

累々と転がる兵士の死体、妖魔をやっつけると肉体がバラバラに飛び散るなど、グロいシーンもあるのだが、りょうたには、この『生えてくるところ』が、一番怖かったとみえて、耳を押さえ、しっかり目をつぶって、体をこわばらせていた。

しかし、あのトカゲのお化けはどうよ?
どうしてココだけ、円谷映画?なぜ、ウルトラマン?
着ぐるみを作るのに、お金がかかったのだろうか?もう少し、ちょい見せにしておいたほうが、粗も見えてこなかったのに・・・・

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‘どろろ‘演じる柴咲コウは、実にのびのびとやっていて、観ていて気持ちがいい。
辛い過去を背負いながらも、百鬼丸の為に一緒になって妖魔に立ち向かい、肉体が戻ってくるのを、自分のことのように喜んでいる。

喉を取り戻し、自らの声で「どろろーっ、どろろーっ!!」と叫ぶ百鬼丸。
それに答えて「ひゃきまるーっ!ひゃっきまるーーーっ!!」と叫ぶどろろ。
この自然な笑顔。
心から湧き出てくる、相手を想う気持ちが、笑顔からほとばしっているのが、見ていて清々しい。
なんか~、演技じゃないよね。この二人。


ボロ切れをまとい、焼けた寺や、廃墟を歩くと、妻夫木くんの美しさが、よけい際立って見える。(しつこい)
なんでかな?
よく見ると、同じ旅をしているにもかかわらず、百鬼丸は綺麗な顔をしているのに、どろろは泥まみれなのだ。

???

なんでも、原作では風呂好きの百鬼丸に対して、設定年齢10歳のどろろは、風呂が嫌いで4年半も入っていないのだそうだ。

なるほど~


広告には、テーマは『正義」「勇気」そして「希望」とあるが、これは疑問だ。
まるっきり的外れ。

テーマは愛だよ!

親に捨てられた百鬼丸が、最後にたどり着いたのは、親への愛。
女を捨てた‘どろろ‘が迎えた、男を捨てる時。
「おれはまだ、女にはもどらねーからなっ!!」と、叫ぶどろろに、百鬼丸を想う深い愛情を感じる。


最後に残念だったのは、音響がすごく悪かった事。
ここまで黒澤映画にしなくても・・・・
早口で、怒鳴り散らすシーンは、どの人も全く何を言っているのか、聞き取れなかった。
これでは、字幕必要だよ。
最近では、バラエティーでも字幕があるのに・・・





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