「ヘイトフル・エイト8」タランティーノ☆極上爆音試写会
立川にあるシネシティ2で極上爆音試写会があるというので、ちょっと遠いけど出掛けてきたyo
このモヤモヤした気分を、なんとか爆音で吹き飛ばさねばっ!!
「なんか推理小説を読んでいるみたいだった。」と言ったら、ねえねに「チラシに『密室ミステリー』って書いてあったじゃん。」と一蹴。なるほど!
これはミステリーなのでネタバレは完全無しで☆
2時間48分で長すぎるのが辛いけど、やっぱりタランティーノは最高!
「ヘイトフル・エイト8」 公式サイト
<ストーリー>
3体の凍った賞金首を携えた黒人マーキス(サミュエルLジャクソン)は、雪山で通りかかった幌馬車に拾ってもらい、なんとかミニーの山小屋へ辿り着く。
乗っていたのは1万ドルの賞金がかかった女囚人デイジー・ドメルグ(ジェニファー・ジェイソン・リー)を手錠でつないだ首吊り人のジョン・ルース(カート・ラッセル)だった。
酷い吹雪で山小屋で閉じ込められたのは彼らだけではなかったが、怪しい先客と2~3日過ごさなければならないと覚悟した彼らは・・・・・
差別用語てんこ盛り、登場人物全員嘘つきで、憎々しくムカつくやつらばかり
互いに罵り合い、身元が判ればわかるほど憎しみ合う。
一触即発なのに、吹雪が去るまでは平穏無事に過ごさねばならないという、もうこれだけですごい緊張感。
猜疑心の塊で互いに腹の探り合い、いったい誰が本当のことを言っているのか、果たして何が起きるのか・・・・???
それにしても4Kの画面で観る映像の美しいことったら!!
圧巻の雪山のシーンは見事。寒々しい吹雪の様子は、見ているこちらの耳たぶが凍ってきそう・・・
特に「心配してください、履いてないですよ!」な全裸の雪中行軍は、思わず身震い~~
極上爆音的には、ピストルの音がズシーンと背中に響いて、なかなかのものだったけど、撃つシーンは最後の方までないのでやや勿体ないかんじ。


新任保安官だと名乗りながら、黒人殺しで名をはせる有名な強盗団だったクリス(ウォルトン・ゴギンズ)やらバトンルージュの戦いで黒人を大虐殺した南部の元将軍やら、一見紳士的で正当に法を執行することこそ正義とまともな事を唯一言う首吊り執行人やら・・・
しかしそれらが真実なのか、嘘なのか?
誰が正しいのか、何が正義なのか、人を殺すとはどういうことなのか、戦争とは何なのか、差別とは、信念とは、信じられるものとは・・・・
謎解きミステリーのようでいて、実は犯人を捜す話ではない。
あえて言うならば、探しているのは『真理』? 多大に哲学的な要素が含まれていて、改めてタランティーノ監督の凄さを実感する。
何もかも疑ってかからねば生きられない時代に、唯一信じたものが実は・・・・
全てのキャストが突出した強烈キャラクターというのも凄い。
連れている女囚人を、クソみそに言ってボコボコに殴っておきながら、コーヒーを入れてやったり、シチューをついでやったりと意外にやさしい首吊り人(賞金稼ぎで生きたまま裁判所に囚人を連行する人)のジョン。
結果的に信じられるものは、ジョンの『ポリシー』だけだった・・・というオチも秀逸(あ、言っちゃった)
一番凄いのは何と言ってもこの人!ジェニファー・ジェイソン・リー
前歯は本当に抜いているの??!
女性でここまでやったのは、シャーリーズ・セロンの「モンスター」以来では?
鼻血だらだら、シチューで髪べとべと、顔射でドロドロ、手鼻びしゃーっ!って、ここまでやったら是非とも助演女優賞を上げて欲しいwa
前半がだらだらと長かったのをもう少し縮めて欲しかった・・・とねえね
立川シネシティ2の1階のカフェには、ソファにテッドのぬいぐるみが。(お隣にはベイマックスも)
意外にも本格的なお食事ができるし、劇場も最新鋭でいいね♪
次はもっとマッドマックス的に激しい爆音ものを観に来たいな~
このモヤモヤした気分を、なんとか爆音で吹き飛ばさねばっ!!
「なんか推理小説を読んでいるみたいだった。」と言ったら、ねえねに「チラシに『密室ミステリー』って書いてあったじゃん。」と一蹴。なるほど!
これはミステリーなのでネタバレは完全無しで☆
2時間48分で長すぎるのが辛いけど、やっぱりタランティーノは最高!
「ヘイトフル・エイト8」 公式サイト
<ストーリー>
3体の凍った賞金首を携えた黒人マーキス(サミュエルLジャクソン)は、雪山で通りかかった幌馬車に拾ってもらい、なんとかミニーの山小屋へ辿り着く。
乗っていたのは1万ドルの賞金がかかった女囚人デイジー・ドメルグ(ジェニファー・ジェイソン・リー)を手錠でつないだ首吊り人のジョン・ルース(カート・ラッセル)だった。
酷い吹雪で山小屋で閉じ込められたのは彼らだけではなかったが、怪しい先客と2~3日過ごさなければならないと覚悟した彼らは・・・・・
差別用語てんこ盛り、登場人物全員嘘つきで、憎々しくムカつくやつらばかり
互いに罵り合い、身元が判ればわかるほど憎しみ合う。
一触即発なのに、吹雪が去るまでは平穏無事に過ごさねばならないという、もうこれだけですごい緊張感。
猜疑心の塊で互いに腹の探り合い、いったい誰が本当のことを言っているのか、果たして何が起きるのか・・・・???
それにしても4Kの画面で観る映像の美しいことったら!!
圧巻の雪山のシーンは見事。寒々しい吹雪の様子は、見ているこちらの耳たぶが凍ってきそう・・・
特に「心配してください、履いてないですよ!」な全裸の雪中行軍は、思わず身震い~~
極上爆音的には、ピストルの音がズシーンと背中に響いて、なかなかのものだったけど、撃つシーンは最後の方までないのでやや勿体ないかんじ。


新任保安官だと名乗りながら、黒人殺しで名をはせる有名な強盗団だったクリス(ウォルトン・ゴギンズ)やらバトンルージュの戦いで黒人を大虐殺した南部の元将軍やら、一見紳士的で正当に法を執行することこそ正義とまともな事を唯一言う首吊り執行人やら・・・
しかしそれらが真実なのか、嘘なのか?
誰が正しいのか、何が正義なのか、人を殺すとはどういうことなのか、戦争とは何なのか、差別とは、信念とは、信じられるものとは・・・・
謎解きミステリーのようでいて、実は犯人を捜す話ではない。
あえて言うならば、探しているのは『真理』? 多大に哲学的な要素が含まれていて、改めてタランティーノ監督の凄さを実感する。
何もかも疑ってかからねば生きられない時代に、唯一信じたものが実は・・・・
全てのキャストが突出した強烈キャラクターというのも凄い。
連れている女囚人を、クソみそに言ってボコボコに殴っておきながら、コーヒーを入れてやったり、シチューをついでやったりと意外にやさしい首吊り人(賞金稼ぎで生きたまま裁判所に囚人を連行する人)のジョン。
結果的に信じられるものは、ジョンの『ポリシー』だけだった・・・というオチも秀逸(あ、言っちゃった)
一番凄いのは何と言ってもこの人!ジェニファー・ジェイソン・リー
前歯は本当に抜いているの??!
女性でここまでやったのは、シャーリーズ・セロンの「モンスター」以来では?
鼻血だらだら、シチューで髪べとべと、顔射でドロドロ、手鼻びしゃーっ!って、ここまでやったら是非とも助演女優賞を上げて欲しいwa
前半がだらだらと長かったのをもう少し縮めて欲しかった・・・とねえね
立川シネシティ2の1階のカフェには、ソファにテッドのぬいぐるみが。(お隣にはベイマックスも)
意外にも本格的なお食事ができるし、劇場も最新鋭でいいね♪
次はもっとマッドマックス的に激しい爆音ものを観に来たいな~
この記事へのコメント
ダンスして欲しかった
ええっ!?”あの人”ってダンスする人でした???
まあ、しれっと書いちゃってますね(爆)
確かにダンスしてましたわ…
面白かったですね。いつもは中盤で寝てしまうことも多いのですが今回は最後まで引きこまれて観ちゃいました 笑
ジェニファー・ジェイソン・リーはほんとすごいですね。
前歯はほんとなのですかねぇ。本当に殴られてるのかと思うほど痛々しかったです、、、
コメント早くてウレシイ♪
で?タランティーノ作品の中盤で寝ちゃう人なの??(笑)
確かに今回も会話劇が多かったけど、しっかり楽しめたよね。
前歯はさすがにCGかしら??
ホント痛々しかったわ…
差し歯かもしれないですけど(笑)
さすがにオスカーの式場で、ドレスに歯無しはないと思いますよ(爆)
QTも日本プロ野球界・野村克也監督同様、再生請負人なのかも知れませんね。
いい人材を見つけてきますよね~~
いよいよ明日、賞レースの行方が楽しみです。
ジェニファー・ジェイソン・リーが貰えるといいですね~~
本国の187分版、日本公開してほしいなあ。
うわーっ!本国では187分もあるのですか??
じゃあ、前半かなり長々としていたなぁと思ったのは、それほどの事でもなかったのですね。
でもホント飽きることはなかったですね☆
極爆、案外五月蝿く感じないですよね。
音を人間が吸収してしまうので、あそこでのマッドマックスは最前列から席が埋まっていくというクレイジーなものでした(笑
立川の試写会、会員の頃に実は『キングスマン』が当たってたんですが、ちょうど旅行で行けなかったのが残念でした。
こちらの映画では極爆の価値はあったカナ?
マッドマックスなら相当に極爆がいがあったんじゃないかしらね。
この映画は、しーーーーんとしたところがほとんどなので、極爆の価値はと聞かれると正直どうかな・・・?
ただ銃の音は確かに背中に響いたよ☆
タランティーノ監督のここ最近の2作品が巷の評価
とは逆にいまいちノリ切れずだったし、約3時間の
長丁場にも二の足を踏ませるもんがあったんすけど、
フタを開けてみりゃ~、会話劇主体でありながら最
後まで飽きることなくで、ここ最近の作品の中では
いっちゃんツボった作品でした。
おっしゃる通り、ジェニファー・ジェイソン・リー
の存在感は抜群でしたね♪ (゚▽゚)v
すごく長くて冒頭はちょっとダラダラ感がありましたけど、飽きることなく観られましたよね。
ジェニファー・ジェイソン・リーは凄かったですね~
オスカー残念でしたけど。
終わってみれば思わず笑ってしまうしかない映画で楽しかったけれど。
推理というよりは哲学を紐解く感じ、分かります。
本来第3者のハズだった飛び入りの彼らそれぞれの正義とか善悪のボーダーラインとかが面白かったかな。
宣伝に翻弄されると、犯人捜しの謎解きミステリーのように思っちゃうけど、それとはまた違うのでしょうね~
いつもテーマの奥に潜ませる差別や正義の哲学はタラちゃんならではでした。
長さを感じさせない作品でしたね。
私も、クエンティン・タランティーのの反差別、抗被虐、の筋を通した作り方に、らしさを感じました。
ですよね~
一見ハチャメチャをやっているように見せておいて、実は1本太い筋が通っているところ、やっぱり好きです♪
ふふふ…マスク効果ですかね☆
うちの娘の「ねえね」でございます~~