「トラッシュ この街が輝く日まで」☆今年のベスト入り
とにかく、この手の映画が大好き!
まだ1月だけど、加えて多分今年も年間ベストは作らないと思うけど・・・・・間違いなく私の今年のベスト5には入る。
いや、ナンバーワンだと断言してもいいくらい☆
「リトル・ダンサー」「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」など少年を描かせたらピカイチのスティーブン・ダルトリー監督だからというわけではない。
ゴミの山から這い上がっていく少年たちの、眩しいほどにキラキラと輝く笑顔が最高にいいのだ。
本当に美しいものとは何?と、問いかけてくれる作品。
「トラッシュ この街が輝く日まで」 公式サイト
<ストーリー>
リオデジャネイロのゴミ山で生活をしている3人の少年は、ある日ゴミの中から財布を拾う。
中にはカギと写真とIDカードが入っていた。
突然警察がスラムへやってきて、財布の大捜索をはじめたことで、何かあると思った3人は独自に持ち主探しを始めるが、目をつけられたラファエルは警察に連行され命を狙われ・・・・
思わず顔をしかめてしまうような、ゴミ処理施設で少年たちはゴミを拾って生き延びている
何だか臭ってきそうな本格的ゴミの山。4Dでなくて良かった・・・・
しかしスラムの子供たちは、現実ここで生きているのだ。
それにしても演技初体験の子供たちの見事な演技力には脱帽。
海外のポスターには、財布の落とし主と財布を探す男の二人、なんだか雰囲気が似すぎていて、ここだけが私の不満
腐敗政治の元凶でもある市長の腹心。
彼は内部告発をしようとしたのか、横領をしようとしただけなのか?身の危険があることは一番良く判っていたはずなのに、逃亡の準備がやや甘かったね。
と、後で考えると思うけど、観ている間は全く気にならない。
とにかく逃げる逃げる
今まで見た中で、最もスリリング。
歯を食いしばって観ていたのか、鑑賞後歯痛になって痛み止めを飲まないとならなくなった私。
だって、戦ったら必ず勝っちゃうヒーローが逃げたり危機に陥っても、どこか冷めた目で観ちゃうけど、子供たちが誰からも助けてもらえず、警察からも命を狙われている、完全なる八方塞がりな状況だもの、ハラハラドキドキしないはずがないwa
唯一味方となってくれるのは、スラムの教会のアル中の牧師(マーティン・シーン)
やんちゃな子供たちに説法を施す唯一の大人。
彼らなりの借用書を見つけて、聞いて無いようで、ちゃんと日ごろの説法が胸の奥に響いていたことが分かった瞬間の感動は思わずウルウル。
スラムの子供たちに英語を教える先生(ルーニー・マーラ)
先生は片言のポルトガル語、子供たちも片言の英語。それでも日々習っておいてよかったね☆
この日々の勉強がのちに自らを助ける力となる。
必死で解いた暗号が、あまりにあっさり敵の手中に落ちたときは流石にガックリしたけど、それがまた子供らしくて
途中、少し年長の青年に金を巻き上げられたり、市長以下、警察など本来なら市民の味方であるべき存在が、貧しい者たちから搾取し、子供たちを虫けらのように扱う。
弱き者はあくまでも虐げられ、金は集まるところにだけ集まっていく閉塞感を、逃げ場のないスラムの路地で見事に表現している。
汚いゴミの山のヨゴレた子供たちが、なんともキラキラして美しい
沢山の習い事をしなくても、いい学校でイイ教育を受けなくても、彼らは弱いものを助ける優しさをきちんと持っている。
子供たちの美しい「正義」に泣ける~~
知恵がなかったわけじゃない、豪邸に住んだり高級車を乗り回したり、ご馳走を食べたりしなくても、ちゃんとそこに幸せはある
不正を暴く映画は数あれど、なかなか思うように正義が勝たないのもまた現実。
予告編では結末が明かされているから書いてしまうけど、爽快なラストが待っているのもこの映画のいいところ。
でも悪に勝つから爽快なのではない。
彼らの純真な心が清らかで美しいから爽快なのだ。
でも、出来れば情報なしに見たほうが楽しめるyo~~とにっかくイチオシ!!
まだ1月だけど、加えて多分今年も年間ベストは作らないと思うけど・・・・・間違いなく私の今年のベスト5には入る。
いや、ナンバーワンだと断言してもいいくらい☆
「リトル・ダンサー」「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」など少年を描かせたらピカイチのスティーブン・ダルトリー監督だからというわけではない。
ゴミの山から這い上がっていく少年たちの、眩しいほどにキラキラと輝く笑顔が最高にいいのだ。
本当に美しいものとは何?と、問いかけてくれる作品。
「トラッシュ この街が輝く日まで」 公式サイト
<ストーリー>
リオデジャネイロのゴミ山で生活をしている3人の少年は、ある日ゴミの中から財布を拾う。
中にはカギと写真とIDカードが入っていた。
突然警察がスラムへやってきて、財布の大捜索をはじめたことで、何かあると思った3人は独自に持ち主探しを始めるが、目をつけられたラファエルは警察に連行され命を狙われ・・・・
思わず顔をしかめてしまうような、ゴミ処理施設で少年たちはゴミを拾って生き延びている
何だか臭ってきそうな本格的ゴミの山。4Dでなくて良かった・・・・
しかしスラムの子供たちは、現実ここで生きているのだ。
それにしても演技初体験の子供たちの見事な演技力には脱帽。
海外のポスターには、財布の落とし主と財布を探す男の二人、なんだか雰囲気が似すぎていて、ここだけが私の不満
腐敗政治の元凶でもある市長の腹心。
彼は内部告発をしようとしたのか、横領をしようとしただけなのか?身の危険があることは一番良く判っていたはずなのに、逃亡の準備がやや甘かったね。
と、後で考えると思うけど、観ている間は全く気にならない。
とにかく逃げる逃げる
今まで見た中で、最もスリリング。
歯を食いしばって観ていたのか、鑑賞後歯痛になって痛み止めを飲まないとならなくなった私。
だって、戦ったら必ず勝っちゃうヒーローが逃げたり危機に陥っても、どこか冷めた目で観ちゃうけど、子供たちが誰からも助けてもらえず、警察からも命を狙われている、完全なる八方塞がりな状況だもの、ハラハラドキドキしないはずがないwa
唯一味方となってくれるのは、スラムの教会のアル中の牧師(マーティン・シーン)
やんちゃな子供たちに説法を施す唯一の大人。
彼らなりの借用書を見つけて、聞いて無いようで、ちゃんと日ごろの説法が胸の奥に響いていたことが分かった瞬間の感動は思わずウルウル。
スラムの子供たちに英語を教える先生(ルーニー・マーラ)
先生は片言のポルトガル語、子供たちも片言の英語。それでも日々習っておいてよかったね☆
この日々の勉強がのちに自らを助ける力となる。
必死で解いた暗号が、あまりにあっさり敵の手中に落ちたときは流石にガックリしたけど、それがまた子供らしくて
途中、少し年長の青年に金を巻き上げられたり、市長以下、警察など本来なら市民の味方であるべき存在が、貧しい者たちから搾取し、子供たちを虫けらのように扱う。
弱き者はあくまでも虐げられ、金は集まるところにだけ集まっていく閉塞感を、逃げ場のないスラムの路地で見事に表現している。
汚いゴミの山のヨゴレた子供たちが、なんともキラキラして美しい
沢山の習い事をしなくても、いい学校でイイ教育を受けなくても、彼らは弱いものを助ける優しさをきちんと持っている。
子供たちの美しい「正義」に泣ける~~
知恵がなかったわけじゃない、豪邸に住んだり高級車を乗り回したり、ご馳走を食べたりしなくても、ちゃんとそこに幸せはある
不正を暴く映画は数あれど、なかなか思うように正義が勝たないのもまた現実。
予告編では結末が明かされているから書いてしまうけど、爽快なラストが待っているのもこの映画のいいところ。
でも悪に勝つから爽快なのではない。
彼らの純真な心が清らかで美しいから爽快なのだ。
でも、出来れば情報なしに見たほうが楽しめるyo~~とにっかくイチオシ!!
この記事へのコメント
特にインドのスラム街を見てきたばかりですから…
これは絶対観なくっちゃ!
また小さな映画館でしかやってないようですが
どちらでご覧になりました?
混んでないかな?
彼らの眼力って凄いですよね。なんか凄くいきいきとしてる。生きてる!って感じでした。やっぱり本当にスラムの子だったりするから、こうして映画に出演すること自体が夢の様なことなんだろうな。
また別の作品で彼らが見られたら、なんかそれ自体映画になりそう^^
面白かったですよね~!私もコレ、ベスト上位にキタ感があります!
少年たちの物事をみる目、自分の役割、
へこたれない、道を逸れない精神力にすっかり心を奪われて魅入りました♪
いいですねーインド。そして本当のスラムをご覧になってきたのですね?
友人がインドで上半身だけの子供が、スケボーで「バクシーシ!バクシーシ!!」と追いかけてきて怖い思いをしたと言ってましたが…
それでも皆必死で生きようとしていると思うと、見方も変わってきますね。
私はシネマカリテで観ました。たまたま新宿で用事があったので。
ほぼ満席でしたねー
「スラムドッグ~」の時のスラムの子供たちも、出演料はわずかだったらしいけど、この映画を観ると、普通の契約で映画のヒットに合わせて大金持ちになることが、果たして幸せか?という疑問もわいてきますね。
彼らが再び役者として羽ばたくのもいいですが、本当に自分の船とか買って漁師になったりするのもまたいいですよね☆
コメントありがとうございます~~
そして今年もよろしくお願いいたします~~
上位にキタ感ありますあります!!
こうして自分の中のど真ん中にヒットした作品は、1年たっても忘れないと思うのです。
ホント心奪われたってかんじですね~
私もこれ、絶対見たい~と思っていた作品です。週末、体調がもどったら見に行けるかな?
まだ~むさんのお話にますます期待がふくらみました。楽しみです☆
弱っているのにコメントありがとうございます~
律儀なセレンさんがスキ♪
皆さんの評判も良いみたいなので、是非オススメですよ。
きっとセレンさん好みです☆
レシピや特許があるなら是非トヨタみたいに公開してほしいですよ。
本当に子役たちが素晴らしかったですね。
演技初体験とは思えない、自然な動きで、違和感なくて見事でした。
映画造りの、ここが本当のミソなのかもですね☆
子どもたちが、幼いからこそのピュアさで、「良いことをする」気持ちよさと、謎解きのミステリ、そして悪漢とのスリリングな追いかけっこ。
一陣の疾風の様な鮮やかな娯楽映画でした。
社会派+エンタメのバランスがいい具合だったと思います。
「シティーオブゴッド」のような作品に躊躇するような、激しい作品に抵抗感のある人にも多く観てもらえそうなところが、映画としては成功しているのじゃないかと思いましたね。
なかなか良かったよね、オーディションで出演きまった子供たちがリアルなのが良かったわ✨
なかなか良かったですよね!脚本もなかなか面白くて。
私は特に音楽が好きでした。
音楽が流れている時にファベーラを映したカットが挟まれるのですが、それがすごくよかったな~。
本当、少年たちがすごく良かったと思います。素人を使ったなんて思えないですよね!
あれれ?おかしいなーTBしたつもりだったのだけど…
子供たちの自然な演技が、やっぱりスラム育ちだからなのかリアルで良かったね~☆
これからTBいくね。
そうなの~なんか凄く気に入っちゃった♪
スラムの街が映って、よりリアルだったねぇ。
ゴミ山とか水上生活はセットなのかな?
子供たちも本物で、様々なリアル世界の中で見せる夢のような話が希望を持たせてくれるようで良かったわ☆
警察組織が主人公らの命を狙うあたりははらはらさせられます。
展開が主人公たちにうまく行き過ぎるという所はありますが、話の運びがうまいので見せますね。
オーディションで選ばれた主人公らの3人の少年がいいです。
主人公が子供だけに、うまく行き過ぎてちょうどよかったかんじです☆
ハラハラドキドキと都合よくすり抜けていくところが、とても爽快でしっかり楽しめました~~
借用書のくだりは特にジーンと来ましたね… お金が返ってきたときのマーティン・シーンさんの笑顔に鼻水ジュルジュルでした
あと少女のお墓の前にたどり着いた時、ラファエロがしばし物思いにふけるシーンが好きです
この映画、本当に爽快だったよね~私もドツボにハマりました!
出来過ぎた子供たちとおもうかもしれないけれど、子供だからこそのピュアな部分が本当にキラキラと輝いて見えました。
借用書のシーン、ほんと良かったわ♪
自分はブロガー様の評判をそこそこ聞いただけに留め、予告編の方も何も見ずだったのでほぼ情報なしの鑑賞でしたね。だからストーリー読んでリオデジャネイロのスラム街とか知った時シティ・オブ・ゴッド系の雰囲気ありかなと想像したんですが、それはイイ意味で裏切られた感じに。サイフの暗号を手にリオ中を奔走するラファエルたちの冒険物語に自分もドキワクで、彼ら3人の正しい事をしようとする無欲で純粋な信念にも感動させられてしまいましたね^^
現地のオーディションで決まったというラファエル役ら3人の子供達も素晴らしかったですし、脇を固めてるルーニー・マーラーやマーティン・シーンも同様♪ラットに浴びせたアーメンビンタが個人的にウケたりもしましたw
なかなかに爽快な映画でしたよね~
子供たちが活躍するというのもいいし、彼らの純真無垢なところが心洗われたりしました。
私はお正月第一弾で観たので、とってもいい印象でした♪
予告はあまり見なくて正解だったかもですね☆