「大統領の料理人」☆作るのは笑顔

始めはお腹がきゅ~~っと鳴ってしまう。
最後はもうお腹いっぱい。
登場する数々のお料理を目で堪能したら、一緒に笑顔になろう。



ミッテラン大統領の専属シェフとして、女性として初めてエリゼ宮入りしたシェフ、ダニエル・デルプシュの実話を基にしたヒューマンドラマ。

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「大統領の料理人」公式サイト(9月7日公開)


<ストーリー>

南極観測基地で取材をしているTVクルーは、そこでシェフをしているフランス人女性に出会う。
1年前、この基地にやってきた彼女は、かつてミッテラン大統領(ジャン・ドルメッソン)のプライベートシェフをしていたオルタンス・ラボリ(カトリーヌ・フロ)だった。

官邸では独特の儀礼や規則に縛られていて、特に厨房では男社会のヒエラルキーの中で、彼女は冷遇を受けていた。
大統領のためにと美味しい料理を作るために奔走していた彼女は、ついに・・・



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初めて女性が立ち入った厨房では、「見たあのブラウス?」「ババくせ~」

冷蔵庫もフキンも貸して貰えない、大きな母体集団からつまはじきにされるって、どこの世界にもあるのね。
身体はでかいのに本当にちっせーヤツらだっ

特にコックの世界などは『修行』と言う形の上下関係が厳しいところだし、新入りが厳しくされるの当然のことなのかもだけど、大統領から賞賛の言葉を貰う女性シェフに対してどんどん嫉妬の気持ちが膨らんでいってのイジメは、なんとも情けない。


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最初に作ったのはちりめんキャベツとサーモンの重ね煮、ああ、香りまでしてきそう♪

大統領の好みすら教えてもらえないままスタートした昼食会のお料理。
教えてもらえないというより、今まで誰も気にしていなかっただけ。

ウエイターから大統領のお皿と、その食べている時の様子を聞き取り調査して次の料理に生かそうとするラボリの姿勢こそ、本当に食べる人の為に料理をするという『料理のあるべき姿』を示している。


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エリゼ宮殿内を迷っていると、偶然大統領と鉢合わせ

お忙しい大統領と面会することすらできなかったラボリは、すっかり料理の気に入った大統領にいつか話す機会を作ると約束してもらい、遂にその念願が叶う。

飛行機の時間を変更してまで盛り上がる料理談義は、大統領がいかにフランスの田舎料理(おふくろの味)を求めているかがよく理解できる。
それにしても子どもの頃に料理のレシピ本を愛読していたミッテラン大統領って、食いしん坊レベルはうちのパパンと同じくらい~~(笑)


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西へ東へと奔走し、素材選びから手がける

大統領のお墨付きを貰って、益々張り切るラボリ。
しかし材料費はかさみ財務担当からきつく注意を受け、おまけに本当に走り回ったのでかかとを疲労骨折してしまう。

確かにヒールを履いて全力疾走するって、大変なことよね。
おまけに家でも靴だし、こういう点でも女性は不利ね。


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こっそりと夜食を食べに降りてきた大統領にトリュフを載せたオープンサンドとワインを

うっわ!
カリッカリのフランスパンにガーリックバターを塗って、そこへ厚めに!切ったトリュフを惜しげもなく埋め尽くして並べていくぅ~~~~
そんな・・・・・そんな食べ方が世の中にあったのね(ぎゅうぅうっぅうぅ~~~~)←お腹の音

正直、登場する料理はおふくろの味とはいえ、立派にフランス料理なわけで、見ているだけでお腹いっぱいにもなってしまうくらい。
お昼からそんなに大きくカットした肉類をコースでいただいていたら、大統領も年齢的に糖尿病の注意を受けるよね?

なので今回最も食べてみたい!!と思ったのは、このトリュフのオープンサンド☆
ま、一生ムリでしょうけど・・・・

どこかのレストランで映画公開に合わせてコース料理をいただけるようなイベントがあるといいなぁ~



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料理は誰の為にする?


南極基地とエリゼ宮殿が交互に登場するのには、実は訳がある。
一見なんの繋がりも無いようでいて、この映画の伝えたい本質がここにあるのだ。


盛り上がる感動場面とかはあまりなくて、坦々と描かれているけれど、じんわりと涙、そして心から笑顔になる。
この笑顔こそ料理人が求めるもの。
この笑顔を見るために、料理を作っているのだと改めて実感させられたのだった。




あー、夏休みで一日中ごはん作るのめんどくさ~~いと思っていた気持ちを改め、今日から気持ちを引き締めるぞtっ☆


この記事へのコメント

2013年09月05日 16:20
こんにちは♪
この作品、すごく見たいな~と思っていたんです。
一足先にレビュー、ありがとうございます。
(試写会でご覧になったのでしょうか?)

この週末は、これか、マン・オブ・スティールか、はたまたソダーバーグ監督のサイド・エフェクトか…と悩んでいますが、私は一番この作品に惹かれています。
でもどちらかというと女性向きなのかな??

大統領の料理人は、南極料理人でもあったのですね@@
ノルウェーまだ~む
2013年09月05日 17:14
セレンディピティさん☆
確かにどちらかというと女性向きですねー
デートムービーとしてもいいかも?私もあんなお料理作れるように頑張るわ♪って、逆プロポーズもありかもです(笑)

「マン・オブ・スティール」も面白かったですよー
これからレビュー書きます☆
風情♪
2013年09月08日 13:40
こんにちは♪

ミッテラン大統領の時代は80年代だからこの当時としては
家庭以外の厨房という場所ではまだ女性進出が多くなく男
社会であったことと思うからそこにいきなりトップとして
女性が入ってくれば嫉妬もあるよなぁと思いながら観てま
した。
にしても性別問わず官邸&南極料理人とスゴイ経歴ですよ
ね。超有名で超高級の三つ星レストランのトップシェフに
はなれるとしても普通のシェフではなれない局地となると
そうそうなれるもんじゃないだけに彼女のバイタリティと
いうかそういったものに感心です♪ (゚▽゚)v
ノルウェーまだ~む
2013年09月23日 23:41
風情♪さん☆
女性が社会進出をするだけでも珍しい時代に、困難な男社会の職場に果敢にチャレンジするというだけでも、凄い事ですよね。
無理せず、背伸びせず、競争せず、更に男性より大きなもので包み込む彼女の姿勢がりんとして美しかったです。
2013年09月27日 13:25
こんにちは。再び失礼します。
映画に合わせたお料理、都内のいくつかのお店で食べられるようです。
映画の公式HPから、
>秘密の大統領レシピ>ここで食べられます!
をクリックしてみてください♪
私はル・シネマのHPで知って、東急本店前のVIRONでサーモンとキャベツのファルシーをいただきました。
ロールキャベツのサーモン版という感じでしたが、おいしかったですよ☆
ノルウェーまだ~む
2013年09月27日 19:07
セレンディピティさん☆再訪ありがとうございます。
わお!やっぱり食べられるところあるのですねー
こういうところが、日本は嬉しいですよね☆
情報ありがとうございます。
銀座のお店、良さそうですね♪
サイトを見ると結構いっぱいあるけど、もう期間が終わっている(涙)もう銀座コージーコーナーのサントノレを買うことにします・・・
観ながらソースひとくち食べたい!
だの
あー!それ作って
くー!現場が観たい!
わー!作りたーい
見事に魅了されてきた笑)
彼女はしいたげられつつ
助手を一人前に
腕を磨くようにもしてたと思うと
彼女の「現場での仕事」は
成功したなぁって感じたの
逆に現場から身を引いても
彼らは「もう大丈夫」という
自信を置いてたっとも思えたり
「憧れ」って「やっかみ」と同じだもの
彼等も「本等はそうなりたいのに」
.:*゚..:。*゚:.。*゚..:。*゚:.。*゚..:。*゚:.。*゚..:。*゚:.。*゚..:。*゚..:。*゚
結局、どんなに世界で素晴らしい人で
どんなに有名で
苦ーい顔してようとも
「記憶の中の自分の好き」
という味が1番美味なのよね
豪華だろうと質素だろうと
ほんとに良き人と書いて「食」
食は人となり
って実感しちゃった
サントノレって
シュー生地とクリームだけでも出来るけど
あれは反則~~(笑)
絶対に垂涎だもん!!!!!!
芸術センスもあると思っちゃう
以前「シーブーストとどう違うの_?」
ってママに聞いたら
見た目がゴージャスかの違い
↑  って・・・はい。そのとおり
このアバウトさが凄いわ。
そうそう この料理全部
銀座 LE VIN ET LA VIANDEで
作って食べられたのよね~
うわーん 食べたーーーい
勢い、宅フレンチ飯 作っちゃって
両親しか食べる人、いないのにねぇ(苦
わーーん作ってみたいよぉ
ノルウェーまだ~む
2013年10月25日 15:21
qちゃん☆
そりゃ作れる人は是非作って~~
そんな腕があるって、羨ましいわ。
そういう人は自分でお料理も研究して楽しいわけだし・・・とっても素敵な趣味ね。
私も食べたい~

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