「ジェーン・エア」凜とした愛

ちょっと幸薄い顔ではぴか一のミア・ワシコウスカが、幸薄い状況を凜とした姿で乗り越えていく、彼女にぴったりの役柄を得て大成功。
多少予告編で必要以上にサスペンスチックに煽りすぎるのが問題。
本当は古くから親しまれている小説だけあって、サスペンスでもなんでもない純愛ものなのに。


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「ジェーン・エア」 公式サイト(6月2日公開予定)

1847年に発表されるなり社会にセンセーションを巻き起こしたシャーロット・ブロンテの小説が原作。
まだ封建的な制度の中で、精神的にも経済的にも自立しようとする女性の姿は衝撃的で、幾度も映画化されてきた。

<ストーリー>

両親を亡くし引き取ってくれた伯父も失って、継母(サリー・ホウキンス)の手で孤児院へ送られたジェーン・エア(ミア・ワシコウスカ)は、そこでも酷い扱いを受けていた。
自信の尊厳を失うことなく自立していったジェーンは、学校卒業後ソーンフィールド館の家庭教師として働く事になる。
暫くして屋敷に戻ってきたのは暗く冷たい雰囲気を持つロチェスター氏(マイケル・フォスベンダー)だった。
しかし互いの人間性に惹かれあう二人は、次第に身分の違いを超えた恋に落ちていくのだが・・・・・



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見事なまでの継母ぶり

物語はジェーン・エアを忌み嫌う継母によって孤児院へ送られ、暗に『痛めつけるように』と指示を飛ばすシーンから始まる。
負けずに理路整然と反撃するジェーン・エアもすごいし、反発する小娘のことばに動じない継母もすごい。


次から次へと苦難が降りかかる韓流ものに匹敵するような、壮絶な人生がこれからも続く~

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家庭教師として迎え入れてもらい、初めてきちんとした扱いを受ける

孤児院出身とはいえ、出身が大金持ちだと待遇が違うのね~~
しかし反対に、いくら元は富豪だったとはいえ、孤児となると結局は召使程度になってしまうのだとも言える。


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イギリスだからこその撮影ができるコスチュームプレイ


石造りの重厚なお城は、まるで監獄の様でもある。
これでは奥さんもおかしくなってしまうわけよね。


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ついに告白を受け入れ、結婚式をあげようとするのだが・・・・

身分の差をものともせず結婚にまでこぎつけるまでは、案外あっさりだったけど、問題なのはこの後なのだから当然だ。
ただし、もう少しお互いにちょっとずつ惹かれあう感情を表現して欲しかったな。
いきなり気に入ったみたいに見えてしまう。

それにしても親に言われてした結婚とはいえ、妻がいるのに結婚式を挙げようとしたロチェスター氏って・・・・(汗)


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遠く逃げてきたジェーンが行き着いたのは、片田舎で教師をしているセント・ジョン・リバース(ジェイミー・ベル)の家だった・・・・


家庭教師をしていたことが身を助けて、ここでも教師の職を得るジェーン。
「リトルダンサー」の少年は、ここでは長いもみ上げがサルっぽい立派な先生役。
ジェーンを深く詮索せず、それでも受け入れてくれる、なんていい人!ついに平穏な幸せを掴むかに思えたのだけど・・・



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ついに二人は・・・・・

愛の無い結婚を強いられてきたとは言え、妻も可哀相な結末だよねー
イギリスの古いお屋敷は石造りで、下手すると牢獄みたいだから、よけい気もおかしくなるよ。
おかしい妻を閉じ込めて、使用人と良い仲になるのでは、話題の『二股愛』もビックリだwa


しかしそこのあたりは目をつぶって、安易なほうへ流されずに、最後まで毅然とした愛を貫いたジェーンにまず拍手だ。
そんなジェーンの幸薄さと毅然とした態度で最後まで凜としているジェーンをを見事に演じきったミア・ワシコウスカにも拍手!
150年もの長きに渡りヒットし続けているのも頷ける名作である。









ジェーン・エア (上) (新潮文庫)
新潮社
C・ブロンテ

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この記事へのコメント

2012年05月23日 11:04
おはよ☆
昨日はPCしないで寝ちゃった。
ほんと、>幸薄い顔ではぴか一のミア・ワシコウスカ
だよね!グィイネスに継いで。私幸薄顔って嫌いなの(笑)
イギリスのコスプレものも好きじゃないけどマイケルファスベンダーがみたいな。
ジェーンエアは何度も映画化してる名作だよね☆
今日はお先に楽しんでくるね♪
ノルウェーまだ~む
2012年05月23日 22:23
migちゃん☆
そうかー、幸薄い顔キライだったね。
私は何しろ幸薄い話が好きなので、この幸薄い顔も決してキライじゃないわ。どちらかというと、のん気にハッピーな顔してるハッピーな話が苦手なの~☆
昔のは見たことないから比べられないけど、どうなんだろう??
2012年05月28日 17:43
たしかに途中まではホラーかと思いました。
ジェーン・エアは幸薄顔のミアにぴったりの役でした。
私はイギリスのコスチュームプレイ好きです。
ノルウェーまだ~む
2012年05月28日 22:14
まっつぁんこさん☆
いくらでもホラーに持っていけそうなミアでしたねー
宣伝だけ見てると、完璧にホラーかサスペンスですよね。
KLY
2012年06月12日 17:03
そうなんだよねぇ。イギリスだから出来るんだよ。てかホント画になるなぁ。基本西洋史モノ、コスモノ大好きだしミワのシンクロ振りがあまりにもはまっててもう惹かれまくりでした。マイケルも『シェイム』よりこっちのが好きだな~(笑)
ノルウェーまだ~む
2012年06月12日 17:56
KLYさん☆
ミアが実にぴったりだったね。
何と言うか、ミアがいるからこの映画をリメイクしようと思いついたんじゃないかと思うくらい。
今存在する他の女優さんには出来ないと思うわー
2012年06月17日 01:57
予告サスペンス調に煽り過ぎだよねー
妻がいること言っちゃうのもどうかと思うわ・・・
私もプロポーズしちゃうのはダメだと思う(笑)

イギリスの風景ホントキレイだよね~
どのシーンも絵のように美しかったわ・・・
衣裳も良かった♪
役者達もよかったし、好きな映画だわ!
ノルウェーまだ~む
2012年06月17日 11:25
maruちゃん☆
予告の見せ方はもっと気をつけてもらいたいよね。
それで楽しめたりガッカリしたり、大分違うものね。

イギリスの景色は田園風景にせよお屋敷にせよ、本当に素敵よね。
まだまだ実際に使われている館もいっぱいあるってところがすごいよね。
2012年06月22日 22:37
まだ~む、こんばんは☆彡

>多少予告編で必要以上にサスペンスチックに煽りすぎるのが問題

なんですが、今回は私の場合、サスペンス好きなので、あの予告編に惹かれた感があります(^_^;)
ほら、恋愛ものは苦手だから、サスペンスっぽいなら、面白いかなと思って~
後は、マイケルやジェレミー目当て(笑)

ミアのアリスもそう嫌いではないのですが、ジェーン役は
ピッタリ、ハマり役でしたね(^_-)-☆

それにしても、イギリスの田園風景やお城って素敵!
そんな素敵なイギリスに住んでいたまだ~むが羨ましいですぅ~♪

私好みの派手な作品ではないですが(笑)、キャスト、衣装、音楽、ロケーションと良くて、お気に入りの作品となりました♪
ノルウェーまだ~む
2012年06月22日 23:10
ひろちゃん☆
確かに!私もやっぱり純愛だったらパスしたところを、予告で多少興味を引かれたのは偽りではないです~

ミアのアリスぴったりでしたね~
イギリスは田園風景だけでなく、街中の中心街でもいつでもロケを始められるような、そんな場所がいくつもあるのですよ。
2013年01月18日 12:56
こんにちは♪
恋愛ものとは知らず...
でもミア・ワシコウスカが良かったのとイギリスの風景がとても素敵でした~。
最近マイケル・フォスベンダーがお気に入りなんでうふふ♪と観てました(笑)
ノルウェーまだ~む
2013年01月18日 18:47
yukarinさん☆
予告は見てなかったとおっしゃっていたけど、正解です。
予告見るとサスペンスみたいだから。
でも恋愛物と知らずに見るのも良かったかも?
イギリスの風景すごくいいよね~

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