「ガッジョ・ディーロ」生きることって・・・

パパンが最近どっぶりの、ロマ(ジプシー)の生活を舞台にした映画のひとつ「ガッジョ・ディーロ」
ガッジョは『よそ者・外国人』、ディーロは『おろかな』
ロマの生活にぐっと踏み込んで、全く知らない世界に迷い込んだ気分になる。
喜びと悲しみを素直に体で表わすロマたちが大変興味深い。


画像
 「ガッジョ・ディーロ」(2001年)


<ストーリー>

父が死に際に聞き続けていたカセットテープの歌手ノラ・ルカを探しに、ルーマニアに一人旅に出たフランス人の青年ステファン(ロマン・デュリス)は、息子が刑務所へ送られてしまった悲しみに、ウォッカをあおる老人イシドール(イシドール・サーバン)と出会う。

彼の家で目覚めたステファンは、よそ者を歓迎しないロマの村で全く言葉が通じないことで戸惑うが、息子の影を追うイシドールが彼をロマの言葉を勉強しに来た青年と説明し、歓迎を受ける。
次第にロマの言葉も覚え、村人と交流を持つようになり、通訳をしてくれる娘サビーナ(ローナ・ハートナー)と心惹かれあうようになる。

出所したイシドールの息子が、自分たちを差別し刑務所へ送ったルーマニアの人と酒場でもめて殺めてしまった事から、村はルーマニア人たちから焼き討ちにあってしまう。
悲しみにくれるイシドールとサビーナたちは・・・・



画像
イシドールはロマの楽師 バイオリンを頭の後ろでも弾ける!

パパン「この映画、主役の二人(ステファンとサビーナ)以外は、本物のロマたちなんだよー」
前回見たジプシーを題材にした映画「トランシルバニア」も、半分以上が本物のロマと言って、目を輝かせていたパパンだったけど、こちらの映画のほうが、よりいっそうディープなわけね。


画像
アコーディオンを弾きながら歌う彼は、素晴らしい歌声

ロマの人たちは、鍋や電気製品を修理したり、馬の売買をしたりして生活費を稼いでいる。
冠婚葬祭、宴会や酒場で歌って踊って演奏するのも主な職業だ。


サビーナはこの楽師と共に出向いて、宴会場でなまめかしい踊りを披露するのが仕事。
音楽も踊りもどこか、インドや中東の音楽の旋律に似ている。
そして、どことなく物悲しい。



「トランシルバニア」でも出てきた、曲に合わせて踊りながらお皿を割っていくシーンは、ここにも登場。
ほほう・・・・ロマの世界では当たり前のことなのね。


画像
一族はみな大家族のように、仲良くいっしょにテントで暮らしている


木もあまり生えてないような荒涼とした大地でテントに生活するロマたち。
勿論、ちゃんと家に住んでいる人たちもいる。
ジプシーと言えば、馬車で移動しながら生活する人たちばかりと思っていたので、定住していることにびっくり。
定住しているのに、テントに寝ているのもビックリ。



画像
ロマの生活の生い立ちをインタビューしたり、歌を録音して回るステファンだったが・・・・


ロマの素朴な生活は「生きる」と「死ぬ」で出来ている。

ラストで録音したテープを地中に埋める時にステファンが言った一言「おれはいったい何をしているんだ・・・・」が、心に染みる。


自然と共に生きて、喜びと共に歌い踊り、悲しみと共に泣き叫ぶ。
たとえ不便だろうと、たとえ裕福でなくとも、「生」は輝いている。





やっぱり最後は「あれ?」ってなるけど、深くて染みてくる映画。
不景気だからこそ見たい1本だ。




ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

2011年09月18日 14:53
こんにちは!!

最初の画像の女性が比企理恵さんに見えた^^;

高校生の頃、(漫画の影響で)ジプシーの生活に興味出て一時期ドキュメンタリーとか観あさっていた時があったわ~♪
懐かしい感じです^^
ノルウェーまだ~む
2011年09月18日 18:20
みすずちゃん!そうなの?!
ジプシーものを見ていたなんて、ビックリ!
だったら結構面白く見られるかも☆
今度よかった見てみて~
ガトリフ監督のアンダルシアが舞台のフラメンコ映画「ベンゴ」を観てアントニオ・カナーレスが出ててさ
この監督の音楽が素敵!とチェック
でも・・・流し観だったけど
ヒソヒソ( ゚д゚)「うるるん×××」的だったなぁ
話し方~声~ほら話あれ関西ぽいぐらい凄っ
社会から差別を受けている厳しさ
リアル 「女=生命の源」
結構 深い・・・
パパン、ロマも情熱的じゃないとダメよ!!!メラ(炎▽炎)メラ
「カルメン」「ノートルダムの鐘」もロマがテーマだけど あの情熱っぷりだもの
最も情熱的なのは「ジターノ」かしら
ホアキン・コルテスの背筋に惚れたわ~テンション(|||ਠ凹ਠ;)上昇

(`・д・)ぇ? なんか方向性 違ったかしら?
ノルウェーまだ~む
2011年09月18日 23:55
qちゃん、こんばんわ☆
どうだろー?方向性は間違ってはないと思うyo
でもスペイン系の情熱も、ロマが旅を重ねてスペインに移住して・・・とルーツが同じだったりとかもあるかもね。
似ている部分は確かにあるな~

2011年09月19日 00:12
ハロー♪

ジンギスカン堪能した??
やっとラテンビートの書いたわ~
同じくスペイン映画だね☆
有名だけどこれ観てないんだぁ。

やっぱり名作?
明日は私のぶんまで楽しんでね♪

マリー
2011年09月19日 00:38
こんばんは~~♪
ロマン・デュリス、結構好きなの。
この作品にも出てたんだ~~~。

ロマの生活って必ず放浪するのかと思った。
定住もできるのねっていうか、迫害されなければ~ずっと居てもいいってことかな・・・
世の中でいろんな差別あるけど、自分たちより才能豊かな人たちを差別してる人間って最低。心から軽蔑するわ・・・。

あ~そういえば「耳に残るは君の歌声」はパパンはご覧になったんだっけ?ジョニーがジプシー(チェーザー)を演じているよね。あれも物悲しいお話だったね。
ジプシーたちの歌って切なく心に響くなぁ。。。
ノルウェーまだ~む
2011年09月19日 00:38
migちゃん、今日もありがと♪
ジンギスカン臭が家中こもって、大変よぉー

この映画は名作っていうのかな?ちょっと分からないけど、確かに良かった気がするわ。

明日は残念だったね。したコメ楽しんでくるね。
ノルウェーまだ~む
2011年09月19日 00:40
マリーさん、こんばんわ☆

ジョニーもロマを演じたのね。
ちょっと物悲しげなジョニーは確かにロマの雰囲気をしっかり出せそうよ。

ロマン・デュリス、マリーさん好きそうな好青年だったね。ぽわーっとしている役でかわいかったよ。
hino
2011年09月21日 09:08
生と死の自然の理。
いいねー。いいねー。そそられる系です。
先のよりディープっていうのもいいね。

休日、こちらをパパんさんと観たんだね!
本物ロマたちが出演ってすごいねー。
ロマ、ジプシーに身を置き換えたことはないけど
定住意識が少ないから、いけるかもーー。

シルバニアンファミリーってキャラクター覚えてない?
動物たちのドールハウス。森の家族っていう意味だったんだねー。
うちの子たちは一時はまり、ドールハウス買ったなあ。

原宿は大丈夫だと思うけど、台風気をつけてー!










ノルウェーまだ~む
2011年09月21日 10:48
hinoちゃん、今日はお仕事?
台風今年多いね…急に寒くなったから風邪引かないでね~

そうそう、シルバニアンファミリー持ってたよ、ねえねも。
CMでは「シルバニアの森」って宣伝してたじょ。
それぢゃあ『森の森』になっちゃうよねー

hinoちゃんも定住意識ないの?ま、私も転勤族で子供の頃は国内、結婚したら海外の放浪してるから定住意識はないけど、家は欲しいー!!(テントや車生活は嫌じゃ)

この記事へのトラックバック