「ブレイブハート」ゆかりの地をたずねて

第68回アカデミー賞で、作品、監督、撮影、音楽(ドラマ部門)、メイクアップ、音響効果の6部門を受賞した歴史超大作。
昨年、息子が修学旅行でスコットランドのエジンバラへ行く前に、学校でも鑑賞した、実在の英雄ウィリアム・ウォレスの生涯を描いた作品。
その足跡をたどるべく、旅に出た。



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 「ブレイブハート」(1995年)



<ストーリー>

13世紀末、残酷な王エドワード1世(パトリック・マクグーハン)が率いるイングランドの侵略で家族を皆殺しにされたウィリアム・ウォレス(メル・ギブソン)は、叔父のもとで異国の地をめぐり、故郷へ帰ってくる。

貴族による初夜権が横行する悪政に悩まされている故郷の人々を助けるべく、恋人までも殺されたウォレスは、抵抗軍を組織し、イングランド兵に立ち向かうのだった。

3倍もの兵に圧勝したウォレスは、たちまちヒーローになるが、エドワード1世の息子エドワード王子の妃イザベル(ソフィー・マルソー)が停戦交渉にやってきて・・・・・




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有名な「スターリングの戦い」
イングランド兵の重装備があだになり・・・・・


映画は全編 アイルランドでの撮影。
相手より長い槍で人馬もろとも突き刺す奇襲で、戦ったスターリングの戦いは、実際は細い橋を渡った先の湿地帯に追い込んで奇襲をかけた作戦だった。


映画では広々とした草原で、キルトをまくって、生尻を披露したシーンが印象的。
今でも下着を着けないかどうかは別として、アスコット競馬や結婚式などでは、ちゃんとキルトの巻きスカートをお召しになるのが正装なのだとか。


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エジンバラから電車かバスで約1時間、スターリングにあるウォレス・モニュメント
高さ67mを誇るウォレスの記念塔だ。
中は博物館になっており、彼が使用していた両手持ちの長剣など見どころいっぱい。

修学旅行では、鎖でできた鎧などを着せてもらって、子供たちは大はしゃぎだったらしい。
入場料 大人6.5ポンド 子供4.90ポンド



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ほとんど原始人のような暮らしをしてるスコットランドの民だけど、映画のメル・ギブソンは実にかっこいい。

ウィリアム・ウォレス自体が、スコットランドの英雄であるわけだけど、メル・ギブソンで一躍知名度があがったせいか、なんとふもとにあるウォレスの銅像は、顔がメル・ギブソンらしい。
それはちょっと・・・・どうなの?



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同性愛者のエドワード王子と、愛のない政略結婚をさせられた妃イザベルは、ウォレスの男気に触れ・・・・・


イザベルが停戦協定の使者になったり、ウォレスの子を宿すところは、当然フィクション。
しかしエドワード王が病に倒れた時に、イザベルが耳元でささやくように、お腹の子がエドワード2世を失脚させることになるのは、事実らしい。

後にエドワード2世は『王は体に外傷を残してはいけない』ということから、肛門に焼け火箸を突っ込むという方法で、処刑されたということだ。ひえーっ!!



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一度はウォレスを裏切って・・・・・


スコットランドの貴族ロバート・ザ・ブルース(アンガス・マクファーデン)は、らい病の父の策略でウォレスを裏切るかたちとなってしまい、苦悩するわけで、この映画ではかなり悪いイメージだ。

ただ、実際はスコットランドが独立を達成したのは、バノックバーンの戦いによるブルースの活躍あってのことなので、スコットランドではウォレスと並んで英雄として崇められている。


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バノックバーン・ヘリテージセンターに立つロバート・ザ・ブルースの像


1329年にハンセン氏病で命を落とした彼の遺体とは別に、心臓だけをメルローズ・アビーに埋葬していることからも、いかにスコットランド国民が彼を大切にしているかがわかる。



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エジンバラ城 入り口
詳しくはスコットランド旅行☆エジンバラ城


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エジンバラ城の入り口向かって左がロバート・ザ・ブルース、右側がウィリアム・ウォレス
銅像では、ウォレスがややいかついイメージ?

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エジンバラ城内の、1110年に建てられた最古の教会聖マーガレット礼拝堂に、マリア様と同じようにウォレスのステンドグラスをはめ込んだ窓がある。
マリア様や聖職者と同じ扱いなのがすごい~☆

ステンドグラスのウォレスは、精悍な青年風。


涙なくしては見られない、アザミの刺繍のハンカチがひらりと落ちるラストシーン。
誇り高いスコットランドの象徴として欠かせない花であるアザミは、子供時代にミューロン(キャサリン・マッコーマック)がウォレスに手渡したシーンや、結婚式にプレゼントする時にも登場する。





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映画では顔だけしか見えなかったが、ウォレスへの処刑方法は残忍なものだった。
お腹を割いて内臓を取り出して火をつけ、そのあと馬に手足を引かせて文字通り八つ裂きにしたのだそう。

そうまでされても、「フリーダム!」と叫んだウォレスに思わず喝采していまうのだ。





そんなウォレスに会いたければ、是非ここへ。

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エジンバラ城を出た辺りで、まってるよ♪



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この記事へのコメント

hino
2010年08月30日 10:34
フリーダーーーーム

甦ってきました。あのラスト

私の5本の指に入る作品です~。
待ってました、スコットランド紀行。

そんなに残忍な処刑だったんだね。取り出した内蔵になぜに火をつけるのか。
肛門に火箸をって、、苦しんだろうに。
人のやることって、ひどいものだね(><)

ただ愛する人との生活を望んでいたのに奪われ、リーダーとなるべく運命を背負ってしまう。
なんぼ泣いたか知れません。涙が両目からあごででポタポタ落ちる。

アザミのシーンがうすら覚えであせってます
これどほ好きな映画だから、DVDは買ってたほうが良いよね。

元祖鉄砲のない時代の戦闘シーンは大迫力で度肝を抜かしたものでしたね。ラストサムライもまねっこした感じだったけど。

1110年建てられた教会にウォレスのステンドグラスがあるのはどうしてかと思ったけど、ガラスが何百年ももつわけないから、後からつけたんだね?きっと。
美しいステンドグラスだねえ
時代と作者の違いがわかるほどだけど、どちらも美しい。

それにしても、どの時代でもどこの国もでも同じよう理由で闘う人間の業って。
スポーツで闘う場古代オリンピックがあったのに、それだけじゃだめなのね

ぎゃーー、migちゃんとまだ~むと2件コメント書いてたら、
娘の歯列矯正の予約時間過ぎてたーー。
コメントは完結に出来るようにしないとだー

まだ~む、良い一週間を!!


2010年08月30日 10:45
まだ~むおはよ☆
何度やってもはじかれたこのコメント(何故~?)

うわぁ、懐かしいな, また観たくなっちゃう~
メルギブソンは監督作もハズレなしなんだよね☆
エジンバラかぁ、一生縁がないところかも、
こんなところにまで行けていいなぁ。
子供時代に行けちゃうなんて。海外いっぱい行って感受性豊かになれそう。(というか現に今ロンドンだしね)

ノルウェー&イギリス方面、安い航空券終わっちゃってやっぱり難しいかも、、、残念、、、。
もし万が一この秋格安見つかればその時はよろしくね!!

ゆきえちゃん、、、(笑)
ノルウェーまだ~む
2010年08月30日 16:55
hinoちゃん、DVD買ってぇー!
トイ3で溶鉱炉でしか泣かなかったhinoちゃんが、そんだけ泣く映画なら、是非手元に持っていて欲しいぞ。
アザミは子供の頃父が死んだ時と、結婚式とロバートに裏切られた時と、処刑の時に登場する重要なポイントなのYO!
歯医者遅れちゃったの・・・?大丈夫だったかな?
ノルウェーまだ~む
2010年08月30日 16:58
migちゃん、おはよー♪
格安航空券もうないのー?がっかりだね。
でも夏休みも終われば、反対に安いの出てくるかも。

確かにエジンバラへはなかなか・・・
「新婚旅行でスコットランドに行きました。」とお友達が言ったら、イギリス人に「Why!!?」と聞かれていたよ。(爆)
2010年08月30日 22:31
こんばんはー♪

この映画は過去に一度だけ見た記憶があります^^
なんだかまた見たくなってきたわー^^細かいところ覚えてないし。

エジンバラってきっと一生行くことがないわ^^;
しかし、処刑の仕方が恐ろしい・・・
昔は残忍だよね、やり方が(>_<)
ノルウェーまだ~む
2010年08月31日 00:54
みすずちゃん、こんにちは☆
確か怖いのダメなんだもんね。
処刑は昔のエンタメだったらしく、前座に小人のショーとか熊との戦いショーとかをやって、盛り上げたらしいよ。
人々は大勢処刑を見にやってきて、屋台も出たんだって。
今思えば恐ろしいねー
2010年08月31日 12:58
ウォレスの銅像は顔がメル・ギブソンらしいという所で笑っちゃいました。いいのか??(笑)
かなり前に観ましたがラストが衝撃的でした。
好きな映画です~
ノルウェーまだ~む
2010年08月31日 16:25
yukarinさん、笑っちゃうでしょー?
実際それを見てないので、なんとも言えないんだけど、いいのか、それで?ってかんじよね。
yukarinさん、古い映画もいっぱい見てるから、歴史大作のなかでは、かなりいい映画だと思うので、よかったらまた見てね。
Battle of Stirling Bridge
William Wallace{%シャボン玉ebry%}
スペルでもウェールズってバリバリわかる
銅像の顔がメル・ギブ??
笑える!
なんて突っ込み入れたくなるのもご愛嬌
それも映画のお遊び
フランス王女との関係の示唆などは全くのフィクションでもいーの♪って思うメルギブ作品
Thistle今でも誇り高いスコットランドの象徴


「ロイヤル・マイル」とか行きたいなぁ・・・
イギリス行ってないからなぁ・・・
デンマーク、スエーデン、ブラッセル、スペイン、オランダって行って、何故行かチャンスが無い
また ブレイブ・ハート観たくなっちゃった~
ノルウェーまだ~む
2010年09月01日 16:30
qさん、おはよう♪
うぉおおー、デンマーク&スエーデン行って、ノルウェーはパスなさったの?あーん・・・
是非とも次回はノルウェー&スコットランドで。
なんてー、両国は非常に景色が似ているから、ノルウェー&イギリスで!!
「ロイヤルマイル」もうすぐUPするので、お楽しみに☆
2010年09月01日 20:02
これはメル・ギブソンの代表作ですうよね。
そしてあのラストも凄く印象的でしたよ。
でもそのメル・ギブソンが今はボロボロ状態。
時の流れの残酷さを感じます。
ノルウェーまだ~む
2010年09月02日 00:26
にゃむばななさん、こんにちは☆
そうそう、メル・ギブソンそういえば、最近どうしてるっけ?って思い出せなかったんです。
人は1度成功すると、そのあと難しいですよねー
2010年09月02日 08:09
まだ~むさま!!
こちらにもお邪魔。
いいなあああ。。。。。世界史なんてもんを教えて十数年ですが、いつもいつも見てきたようなウソ・・・じゃなくて、ほんとのことを言ってるつもりなんですが、実際にいきてーーと、思っておる次第です。
超行きたいところだわ。
なかなかグロい映画でしたが、結構史実に忠実だったんですよね。
その辺は、メルさんのこだわりというか、ねちっこい性格が表れているというか、そんな映画でしたね。
「特攻野郎Aチーム」は、ご覧になりましたか?
笑えますよ!!見ると、わかる・・・。
ノルウェーまだ~む
2010年09月02日 16:16
sakuraiさん、こちらにもありがとう♪
こういう映画を見たり、歴史的な場所に行くと、あー、もっときちんと歴史を勉強しておくんだった・・・と思います。
世界史専門なら、どこにいらしても楽しいだろうなぁ~
私はもっぱら、映画で歴史を勉強☆
見たあとに調べて、史実にあっているところ、違っているところを知ると、より深く理解できますね。
2010年09月03日 11:15
まだ~むさん、こんにちは
紀行、楽しく読ませてもらいました
中学生くらいまでは「スコットランドってイギリスじゃないの?」と普通に思ってたんですけど、けっこうややこしい歴史があるんですよね

で、わたしブレイブハート大好きなんですよ。オールタイムベストに入れてもいいくらい。
「なんで奥さん一筋とか言ってたのにソフィー・マルソーとやっちゃうんだよ!?」とか
「お前ら数秒前まで『ぶっ殺せ』とか言ってなかったか!?」とか
「これから一大決戦だというのに剣を放り投げてどうするんだ!?」とかツッコミ入れながら滂沱の涙を流したものでした・・・・

で、メルギブさん、今大変なことになってるようですね。この人、監督としての才能はまことに群を抜いたものがあるんだけど、人格的にはいろいろ問題がおありのようで(^^; 困りますよね、こういう人。いろんな意味で・・・・
ノルウェーまだ~む
2010年09月03日 16:50
伍一くん、おはよ☆
オールタイムベストなのですね~
私昨年からこの企画(?)暖めてまして、そんな意味からも「ブレイブハート」ゆかりの地を訪ねられて本当によかったわ♪

メルギブさん、困ったちゃんですね(笑)
才能がある人はどこかぶっ飛んでいるもんですが・・・

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