セレブ葬

りょうたの同級生のKくんのパパが、くも膜下出血で亡くなった。
まだ、39歳。
今日はその告別式だった。
女優さんのように美人で有名な奥様は、まだ34歳。
抜けるように白い肌は、白いを通り越して青く、よりいっそう痩せた体は、憔悴しきって痛々しい・・・・・・

こんな大きな葬儀は初めてだった。
立派な花輪が、ざっと見渡しただけで、50はある。
中には自民党議員の名前が見える・・・・

奥のほうには、生花の供花が百ちかくも並び、生前のパパのお人柄が偲ばれた。



受付を済ますと、既にざっと300人以上いやもっと(?)の人が、並んで待っていた。
実際には、その奥の奥にまで並んでいたので、数え切れない人がいたに違いない。

今日は告別式で、平日の昼間だからまだこれでも少なかったのかもしれない。
前夜のお通夜に行ったお友達によると、駅から10分のはずのタクシーが、渋滞で30分以上もかかってしまったということだ。
タクシーの運転手の話では、「マブチモーターの時以来の混み方」だったらしい。




受付には‘一般・友人‘と‘諸官庁関係‘があり、その奥に議員専用の受付があった。
そこには金庫のヨコに、うず高く詰まれたお香典の袋が・・・・

画像
(写真は葬儀関係のサイトより)


実は、今回のことで初めて知ったのだが、Kくんのおじいちゃま(亡くなったパパのお父様)は、以前自民党の議員をなさっていたかたで、その後、参議院議長としても活躍されていた方なのである。

Kくんのパパも、おじいちゃまの秘書としてお手伝いしながら、まもなく出馬の準備もなさっていたようだ。

並んでいると黒塗りの車が到着し、ザワザワとなった。
議員受付を済ませて、長く続いた行列をすり抜けて、先にお焼香を済ませたのは、伊吹文部科学大臣だ・・・・・

後日談:告別式で読まれた弔電には、安部総理大臣以下、塩崎内閣官房長官など、大臣の方々の分だけで時間いっぱいとなり、とてもじゃないけど、みんなでお金を出し合った、小学校四年生一同からの弔電は、読まれるすべもなく・・・・・




Kくんは目がぱっちりした、超ジャニーズな顔立ちで、女の子にやさしいフェミニスト。
勿論、バレンタインにはチョコレートの山に埋もれているという男の子だ。

りょうたとは、スイミングスクールが一緒で、並んで竹下通りを帰っていると、よく「お子さん子供タレントにしませんか?」と声をかけられていた・・・・・・・Kくんのママが。

子供たちは2~3m先を、二人で歩いているのだが、その人物は迷うことなくKくんのママに、「お子さんをタレントにしませんか?」と声をかけるのだ。
もう一度言おう。
離れて歩いている子供が、可愛い!と思った彼は、迷うことなく・・・・・・
いや、自虐ネタは止めます。



そんなママは若い頃、モデル友達と一緒に、Jリーグの試合の優勝チームを表彰したりする時に、横で振袖を着て、何かお盆にうやうやしく持って、プレゼンターに差し出す役をやっていたらしい。

そのお友達は、今はJリーガーの奥さんで、そんなわけで、サッカー少年のKくんは、いつもアリーナ席で試合を観戦し、試合の後はJリーガーと一緒に焼肉をご馳走になる間柄らしい。

どことなく、セレブ感の漂っていた彼女。
今は、美しい若き未亡人となってしまった。




親族代表のご挨拶では、おじいちゃまが子供の時からのエピソードを交えた愛情いっぱいのお話をなさって、参列者は涙をこらえることが出来なかった。

どうか、天国からKくんとママをお守りください。
心よりご冥福をお祈りしたします。




斎場の天井には、ツバメが巣を作っていて、せっせとエサを運んでいる姿が、唯一の救いとなった一日だった・・・・





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この記事へのコメント

サリー
2007年06月18日 02:23
・・・まだお若いのに、お子さん小さいのに、なんてお気の毒!ショックですね。
奥様もお子さんも、そんなご身分なら、しばらくバタバタし続けて、ある日ふっとなにもかも片付いたときに、どっと悲しみや疲れが押し寄せてきそう・・・。
誰もがうらやむご家庭、って感じなのに、ほんと世の中、一寸先は闇。
ノルウェーまだ~む
2007年06月18日 16:49
本当に、いろいろと雑務が多くて悲しんでいる時間もないとおっしゃっていたようです。
普通のお宅でも、葬儀のあとは大変なのに、自分とはかけ離れたところで、相当大変な様子。
偉いっていうのも、大変なんだなー

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