やめていく子供たち

「どうする?塾。行く事に決めた?」
もうすぐ4年生になるりょうたの同級生のママたちが、顔を合わせると挨拶のように交わすのが、この会話。
中学受験をやるぞ!というお友達は、当然のように2月から塾がスタートしているが、そうでない子たちは、なんとなく不安を抱えて過ごしているのだ。

話題の中学受験。
スタートを切ったら、もう超特急で進むしかない。
選択肢は、乗るか、降りるか。

某大手受験塾では、話に聞くと週3日、夕方4時から夜9時まで、みっちり授業が行われる。
休憩時間は、先生が入れ替わる一瞬だけ。
夕食も抜き。
食べると眠くなるからだ。

これに加えて、土曜日はほぼ丸一日。
更に日曜にテストが行われる。

さて、いったいいつ休むのか?



ねえねは、4年生の時、こことは別の大手中学受験塾へ通っていた。
2教科だったので、週2日、時々土曜にテストがあるくらいだったが、毎回問題が、ちょ~難しくて苦労していた。

時々解き方を聞かれたけど、ちょいと見て教えられるものでは既になく、「ごめん、30分時間くれる?」とか言っているうちに、質問されなくなった。(よしよし)

5年生の春に結局ノルウェーへ渡って、中学受験とは縁が切れたのだが、今のりょうたに同じ事が到底できるとは思えない。
っていうか、「ねえねぇ~、りょうた~、塾さ・・・・・・」と最後まで言い終わらないうちに、

「ぜぇったい、やだっ!!!」

と、ハッキリした返事が返ってくるので、とても塾探しどころではないのだ。
(普段、もぞもぞしゃべるくせに・・・)





さて、本題はここから。

ねえねのお友達で、高校を辞めた子がいる。そしてこれから辞めようとしている子も・・・・・


昔、高校中退は、それだけでものすごくハードルが高かった。
中退する・・・・というイメージは、個人的には‘積み木崩し‘のイメージがあった。

古くはレディースに入ってバリバリ高速を流しているとか、最近なら渋谷のチームで、夜遊びして家に帰ってこないとか・・・・

しかし、ねえねの友達は、少なくとも普通の子である。
しかも、こぞってよく勉強ができる、賢い子ばかりなのだ。



幼稚園の時の仲良しさんは、小学校をお受験して、私立へ入学した。
当時、堺マチャアキの娘さんと同級生で、私も一度一緒にお食事したことがある。(ちゃっかりご馳走になった)
まだ、岡田美里と離婚前の話だ。

しかし、彼女は大学まで続いているこのお金持ち学校が嫌になり、高校を受験して外へ出た。
勉強がすっかり嫌いになったので、「ろくな学校に行けなかった。」とママ。



小学校の同級生。
彼女はねえねと同じ受験塾に通っていたのだが、中学受験をして、見事合格した。
上位の私立中学だ。大変しつけにうるさい、老舗のお嬢様学校である。

しかし、どうしても学校の方針が嫌で、中高一貫校なのだが、高校受験をして外へ出た。
まわりが受験体制でないところで、一人がんばって勉強していた。

高校も希望の学校へ入学できた。よく頑張ったと思う。
しかし、高1の3学期から、登校できていない。

今、家族みんなで悩んだ結果、フリースクールを探している。
大好きなダンススクールは欠かさず通っているので、高校卒業資格を取りながら、自分のやりたい道を、自分で見つけていこうと考えている。




中学の時の親友は、当時学年でも必ず10位以内に入る優秀な生徒だった。
性格も底抜けに明るく、見た目も美人で、委員長をやるようなリーダーシップを取れる子だ。
しかし中学2年の時から不登校になり、結局卒業式にすら出席しなかった。

同級生が幼すぎて、嫌だったらしい。
話が合うのは、ねえねだけだと話していて、二人でよく精神世界に入っていた。

代々続く日本舞踊のお師匠さまの直系なのだが、もう少しで名取というところで、自分探しの道に迷い込んでしまったようだ。
今は、フリースクールに通って、アルバイトなどもしながら、高校卒業資格を取るために、自宅学習に励んでいる。



ねえねのネット友達。
1つ年上だが、とても気が合うようで、よく一緒に出かけている。

彼女は、千葉の難関高校に入学するも1年生で辞め、今は、普通の授業も受けながらコミック科もある高校に通っている。
実技も結構大変らしくて、ふーふー言っているようだが、好きなことを極めて、充実しているようだ。




高校の同級生。
ねえねと仲良しだった子は、今、学校が辛くて登校できなくなってきている。
勉強はきちんと出来ている子だ。
保健室登校をするも、教室に来ると涙が出てしまって、授業が受けられない。

今、親御さんはフリースクールなどの情報を集め始めて、彼女に合ったところを模索している。
他の学校へ編入しても、同じ事が繰り返されるだろうということで、通う日数の少ないフリースクールを希望しているようだ。

ママとしては、もうすぐある学年末試験までは、せめて頑張って通って欲しいと思っている。






ハードルが低くなったのが、いいことなのか、どうなのか?

敷かれたレールに疑問を持たずに、そのまま走り抜ける子もいるのだろうが、途中下車した彼女たちが、この時期に自分探しを出来た事は、ある意味良かったのかもしれない。

いつか立ち止まって考える時間を、誰でも必要とするのなら、立ち止まらずに走り続けた後に待っているものは、いったい何なのか?
考えると恐ろしいような気もしてくる・・・・・






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この記事へのコメント

2007年03月01日 01:55
ハードルが低くなったというか、選択肢が広がったというのか?
それに甘えている子もいるかもしれないし、それで自分で熟考して道を考えていっている子もいるかもしれないし・・・いずれにしても、今の子たちってたいへーん!!情報が多い分、キツそう。
・・・親の言うこと聞いて、適当な学校に行ったり、適当な会社でつまんない仕事でも我慢して勤めたり・・・は、実は一番ラクだわさ。それがよかったのか間違っていたのか、自分でもよくわかりませんが。少なくとも、つまらない大人になりました。おほほ。
ノルウェーまだ~む
2007年03月01日 23:55
私も親のレールにしっかりのって、楽して生きてきましたが、楽だしいいじゃん!って思えれば上出来なのでは?と思う私。
もっと勾配のきついレールで、死に物狂いで頑張っている子供たちを見ていると、将来が心配になってしまうのは、大きなお世話なのかな?
(サリーさんのように、勾配がきつくても楽々な人は、全く問題ないと思われ…)
2007年03月04日 02:28
こんにちは~!
私も保健室登校したなあ~。なつかしい。
しかも、めっちゃ早退してたし。
自分では何になりたいのか、わからんくて、しんどかった記憶があります。
何回も、もう死のうとか思ったし。
でも、母がそのままの私を受け入れてくれて、
死のうというのはなくなったけど。
やっぱり、日本の学校のように規則でガチガチにおさえつけられて、みんな、おんなじがいいっていうのは間違ってると思いますよ。私は。
私のように、好きなことやって、何年かぶらぶら仕事しながら、好きなことが見つかったときに学校いくのもいいと思いますよ。
でも日本って、周りがみんな大学とか行っちゃうので、
その辺、めっちゃ厳しいと思います。
今の子はかわいそうだなあ~。
よし、みんな、ノルウェーに来い!!
でも、来たところで、私のようなしょうもない大人になるけどね。。へへへ。。。
ノルウェーまだ~む
2007年03月04日 23:32
Akkiさま、ノルウェー一周からお帰りですね?
あなたのようにバイタリティーがある人は、日本の狭い枠の中から飛び出して、大正解だったよね。
そうやって、自分の力で何かを見つけていってくれれば、お母様も安心だと思う。
きっとそれを見抜いてくださっていたのでしょう。
AKKiも死のうとか思ったことあったんだ?(信じられん)今は鼻血出しながらもがんばっているもんね。偉い!!

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