雨の霊場恐山、ホラーな旅

沖合いで船が真っ二つに折れたり、500人以上が避難勧告で、大変な目にあっている時に、ねえねのたっての願いで、東北青森の恐山へ行ってきた。

例にもれず、私たちも八戸までは新幹線で行けたものの、そこから先は在来線が不通。
すっごい寒いし、もう夜の7時だし、チケットを取り直すにも行列だし、タクシーもすごい並んでいるし・・・・

で、悩みぬいて、結局野辺地の宿まで、タクシー1万5千円の定額で走ってもらった。
道路はあちこち冠水しているので、安全かつ早く着く道を、上手に走ってくださった。
しかも、高速料金も取らずで、ホントに、いい運転手さんで良かった!!

翌日もどしゃどしゃ降って、野辺地から雨のドライブとなった。
山道で、私とりょうたはひどい車酔い。
ようやく恐山へ辿り着いた。

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恐山 奥の院本殿。
今からおよそ1200年昔、修行中に見た霊夢に導かれ、慈覚大師 円仁さまがこの地に地蔵菩薩1体を彫刻し、本尊とした。

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水子供養の風車が、風を受けて回っていた。
左側の本堂(供養の道場)では、写真の数々とその人が着ていたと思われる丹前とか、上着などが祭ってあった。
この時も洋服を丁寧にたたんで、お供えしている家族が。

その横にショーケースに入った、花嫁人形がたくさんあった。
黒のみの花婿と、白無垢で口紅もつけない白だけの花嫁の1対。
嫁入りを前に死んでいった人の霊を祭ってあるのだろうか。

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山門をくぐると、左側になぜか温泉が・・・・・(無料)
女性が「古滝の湯」 男性が「冷抜の湯」

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みなさぁ~ん!女湯ですよ~

男湯に入ったパパによると、お湯はもんのすごく熱くて、酸がきつく、肌にぴりぴりするらしい。
窓をあけて入ると、そよ風が入ってきて、すごく気持ちよかったとのこと。

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無間地獄
あちこちから、火山ガスが噴出していて、なるほど地獄とはこういうものか~と、納得。
所々に祭ってあるお地蔵さまに、お供えしてあるお賽銭は、すっかり青く錆びている。

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賽の河原
地面から湧き出る温泉が、黄色い川になって流れている。しっかり、熱い。

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八角円堂の裏手に、血の池地獄
鉄分で、周りの石が赤く染まっている。水はとても澄んでいる。
カラスもやってきて、ムードは満点。
たった今、お地蔵様にマフラーを巻いて、お供えをしたばかりのチョコレートを持っていった。

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極楽浜 
次にこの光景に出会ったら、あれ?もしかして私死んでる?と、気が付かなくてはいけないのかも。
極楽に行けたらの話だけど。

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極楽浜と、宇曽利湖

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イタコの口寄せ。1回3000円。
この連休は秋詣りということで、イタココーナーがしつらえてあった。
7月20日~24日の大祭典以外の普段は、山を降りているらしい。
人気があって、行列ができているところと、そうでないところがあった。

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霊場恐山の駐車場よりすこし手前にある、三途の川。
悪人はこの橋が、針の山に見えて渡れないらしい。
我が家は全員渡れたので、ホッと一安心。って、あれ?三途の川渡っちゃったよ~

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入場券販売所の横にある、霊場アイス屋さん。
以前は、恐山盛りと書いてあったらしいが、今はない。そのかわりに合掌とある。(?)
りょうたは、バナナ味を2つも食べた。
パパがヨモギアイスを買ったら、人寄せパンダになってしまい、次々とお客さんが、このアイスを買い始めた。バカだね~
ちゃんと、看板に‘良薬は口に苦し‘って書いてあるじゃん!


宿はここからさらに山奥の、薬研(やげん)温泉へ。
ますますひどい雨と、車酔いで、何処へも行く気がせず、3時過ぎからひたすら温泉とお昼寝。
次の日は晴れたので、またまた恐山へ。
本当に、恐山だけの為に行った旅行だった。

帰り道、むつ市に寄ってガイドブックに載っている、ウニ貝焼きっていうのを食べようと思ったら、店が閉まっていた。
代わりに変なお店を発見。

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看板に、「よぐ 来たにし」と書いてある。
ウィンドーには、ゲゲゲの鬼太郎の張りぼてがいっぱい。
ねずみ男のガラスケースにひびが入っており、張り紙で‘こわしたものは、呪われるぞ!‘と書いてあった。

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中は、よりいっそう鬼太郎ハウスとなっていた。
何屋さんなのか、全く不明。人がいなかった。かき氷の旗とかあって、食べるところなのか、ただのコレクションなのか?
「もっと見たい人は、奥の旅館へ」と書いてある。
奥へ行ったら、それっきり出てこれないと困るので、退散した。

色々な国を旅行した我が家だけど、一生忘れないであろう、心に残る旅となった。

9月12日 追記  ‘恐山のすごいお土産‘
http://nor-madame.at.webry.info/200610/article_7.html

9月14日 追記 ‘妖怪汁とねずみ男汁‘
http://nor-madame.at.webry.info/200610/article_8.html

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この記事へのコメント

はなママ
2006年10月10日 18:05
恐山のあの温泉に入られるとはさすがは『鬼太郎さん一家(失礼!)』5~6年前にむつ市に住んでたので、とっても懐かしいで~す。秋の例大祭だったんですね。例祭はとっても混むと聞いていたので、行ったことはないんです。だからイタコばあちゃんは知らないの。でも、普段はむつに住んでるらしいから、ひょっとして近所のあのおばあちゃんがイタコだったりして!って、友達と言ってました。お天気がいいと宇曾利湖が気味が悪いほど青くてきれいで、ひゅるる~って感じです。薬研温泉近辺は紅葉シーズンはすっごくきれいで~す。あの地方のことになると、語ってしまう…。また住みたいなあ。
ノルウェーまだ~む
2006年10月10日 22:34
ええっ!?むつ市に住んでいたなんて、話してくれたっけ?いや~ん、もっと詳しく聞いてから旅行に行けばよかった…
しっかし、何にもないね~むつ市。この辺りの若者は何して遊ぶんだろ?って話していたのだ。
でもだからこそノルウェーも今のお家もお気に入りなのかな?
秋のお祭りも、それほど混んでなかったよぉー。台風のせいかもしれないけど。
2006年10月12日 05:12
うわぁ、恐山!!すごい!
子供のころからとーっても気になる場所だったんです。(なんでだろう?百科事典かなにかに出ていたのかなあ?)イタコは本当に死者の声でしゃべるのか?インチキじゃないのか?など、ずっと気になっていました。
初めて生レポート拝見して、とてもうれしいのですが・・・暗くてさびしい場所かと思いきや、なんだか楽しそうですね???でも本当に、悲しい思いで行く人もいるんですよねえ。うーむ。
ノルウェーまだ~む
2006年10月12日 09:06
そうなんですよぉ。私たちは、根っからの無信心な家族なので、まるっきりレジャー気分だったわけですが、あとで恐山を訪れた人のHPなどを見ると、「遊び気分で行くところではないです」とか色々書いてあって、いや~行く前に見なくてよかったよ~と。
イタコさんが話しているところを、実際チラ見しましたが…今は後継者がなくて、困っているらしいよ。唯一中学出てから修行を積んでイタコになった26歳の女性が、最後の後継者とのこと。
どこの出身の人でも、口寄せしてもらったら青森弁になるんだって。しかも方言なので何を言っているか理解できないらしい。
2006年10月12日 15:28
すみません、「どこの出身の人でも、口寄せしてもらったら青森弁になるんだって。しかも方言なので何を言っているか理解できないらしい。」ここ、笑うところですか・・・?吹いてしまったんですが・・・。(怒られますかね?)
長年の疑問が解決されました!ありがとうございます。

遊び気分で行くところでないなら、アイスクリーム屋さんは・・・ねえ???
ノルウェーまだ~む
2006年10月13日 01:12
はい、笑うところです~
遊び気分で行くところではないにしても、もっと何もないうら寂しい所かと思っていたら、結構ホラー系のアミューズメントパーク的な雰囲気でしたよ。
とはいえ、信心深い人なら、充分霊験あらたかな場所です。つまり、受け取り手の気持ち次第なのでしょうね。
死んだ方が、お山に帰るってことで、恐山にみなさん集まっていらっしゃるのかは分かりませんが、そうやって、お参りすることでいつまでも忘れずにいることが、供養になるのでしょう。
主人は、結婚した年に父親を、数年前に兄を亡くしていますが、「こうやって賑やかに楽しい気分で恐山参りしたら、きっと仏さんも喜んでくれるよ。」と話しています。
2006年10月14日 00:07
はじめまして、ノルウェーまだ~むさん。
先日は私のブログにトラックバックして頂いて、ありがとうございます。

恐山に行かれたんですね。
私も今から17~8年前に行きましたけれど、ノルウェーまだ~むさんの写真を見て、『あの時とあんまり変わっていないなぁ~』と感じました。
まぁ~変わっている方がおかしいかも知れませんが。(笑)

ゲゲゲの鬼太郎とねずみ男のハリボテには笑ってしまいました。(^^)
確かゲゲゲの鬼太郎たちの本拠地?は、鳥取県の境港市だったはずだったんですが・・・。(笑)
ノルウェーまだ~む
2006年10月14日 00:37
ようこそtakeさま。
恐山にいらしたのは、17年も前なのですか~。確かにそれほど変わってないようですが、お写真を拝見すると、どうも石の積み上げ方とか、のぼりが立ってないせいか、ずっとさっぱりしているようにも思えますね。

鬼太郎たちは、趣味で作ったにしては、すごい頑張っていましたよ。
ちなみに、境港では先日第1回妖怪検定が行われたようです。

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  • scene 32 青森 恐山

    Excerpt: 10月7日 晴 青森県むつ市 7024km 7:30、起床。少しは南に下りてきたせいなのか、キャンプでもそれほど寒さは感じなかった。渓流沿いの木々に囲まれた快適なキャンプ場だった。 Weblog: helloalive racked: 2006-10-12 02:13